北朝鮮の弱点

 何やら北朝鮮からミサイルが飛んだそうで大荒れですね。昨今の朝鮮半島の情勢に不安を抱く方も多いとは思いますが、金正恩の弱点はケイティ・ペリーであると暴き出したのがセス・ローゲンジェームズ・フランコでありました。

 

 

 日本では公開が封印された『The Interview』での金正恩アメリカ文化が大好きだが独裁者ゆえに憎まなければならない哀しきボンクラとして描かれていた。現実世界のどんなに残忍な人物もセス・ローゲンエヴァン・ゴールドバーグの手にかかればいつものブロマンスフォーマットにハメ込まれてしまうので恐れ入る。

 

 そうえいば金正恩の父親である金正日もハリウッド映画が大好きで、昔『スター・ウォーズ』の新作を北朝鮮で先行上映すれば北の核開発を諦める、というニュースが出たのを覚えている。

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金正日が、3D版スター・ウォーズの先行上映を条件に、核ミサイルの開発凍結を提案!? « ウィークリーワールドニュース・ジャパン | weeklyworldnews japan

 

 この時ルーカスフィルム金正日に見せてあげてたら今世の中はもっと平和になってたかもしれないよね。まあ、フェイクニュースかどうかは知らないけどさ!

 

INTERVIEW

INTERVIEW

 

 

R.I.P. トビー・フーパー

 ホラー映画の巨匠トビー・フーパーが亡くなりました。

 

 最近Twitter上で映画関係者の間で揉め事が多くてハラハラしてしまうのですが、今日ばかしは誰も彼もが追悼の意を述べており、意見の違いはあれど映画を愛する人たちが団結するのを見て改めてトビー・フーパー監督とその作品の影響力を実感しました。

 

 ジョージ・A・ロメロも7月に亡くなり、今年はホラー界からの訃報が続きます。でも、レザーフェイスはこれからもずっと画面狭しと暴れまわるんだ。チェーンソーの轟音を響かせて。

 

 

 

 

taiyaki.hatenadiary.com

 

VR廃人

 引っ越しで荷物減らさなきゃ行けない矢先に、近所のスーパーの新学期応援セールで$10で売られていたVRゴーグルを衝動買いしてしまった。スマホを取り付けるだけの安物だけど、んまぁすごいね!YouTubeにゴロゴロVR映像が落ちているので平気で時間が潰れちゃう。いや、潰してる場合じゃないんだけど!

 

 VR映像コンテンツで目立っているのはディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークにあるアトラクションのVR映像だ。当然、ほとんどのテーマパークでは撮影は禁止されているし著作権の問題もあり、そもそもこういうライドは実際にパークに行ってこそ面白い。ただ、サービスが終わってしまったライドなどは映画と違って保存できないので、VRという形で体験できれば資料としては貴重なんじゃないかと思う。というか公式でやってくれればいいのにね、『バック・トゥ・ザ・フューチャー ザ・ライド』とかまた乗ってみたいよ。

 

 

ものすごいものを観た。

 時差がずれた恩恵というか、ものすごいものを観れてしまいました。

 

 これは日本時間だと8/25の夜に行われた松江哲明監督『童貞。をプロデュース』を上映した際の記念トークショーでの出来事です。『童貞。をプロデュース』は松江哲明監督が10年前に撮ったドキュメンタリーであり、DVD化されず毎年1興行のみ上映されるカルト的ドキュメンタリーです。

 

 僕は未見なのでなんとも言えませんが、予告編やネットで情報を見る限り、童貞の加賀くんと梅ちゃんを追ったドキュメンタリーらしいです。

 

 

 

 当時から評判の高いドキュメンタリーではあったものの、10周年という節目もあってか最近出演者である加賀くんから撮影当時監督から性的暴行を受けたとの告発があり、一部界隈ではちょっとした炎上騒ぎになっていたのでありました。

土下座100時間:世界で一番やさしいゲロ - livedoor Blog(ブログ)

 

 そして話題が冷めやらぬまま今回10周年記念興行が始まり、初日は松江哲明と加賀くんという渦中の二人が同じ壇上に立つという事で大変注目を浴びていましたが、結果いちばん最初にあげた動画のようになったそうです。日本では深夜帯でしたが、こちらではがっちり午後に吉田豪が次々とこの上映の生々しさを伝える参加者のツイートをRTしており、僕はそれを追いながら言いようのない興奮を覚えていたのでありました。

 

 

 

 

 これだけでも十分面白いのに、さらに磨きをかけたのは壇上にいる梅ちゃんのツイートですね。多いのですが、この臨場感を伝えるためにあえて全部載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後のケーキがこれ以上ないくらいオチがついていて素晴らしいです。

 

 僕は未見なので今回の件は記録的にまとめるにとどめますが、今回の事態を受けて以降の『童貞。をプロデュース』の上映は中止されてしまいました。

 

 ただ、一つ悔やまれるのは、僕は数年前に先輩に『童貞。をプロデュース』の上映を行かないかと誘われたのに、他の用事もあって行けなかったんですよね。今回の事件の影響で今後封印されるかも分からないので、あの時本当に見に行っておけばよかった…。

 


 【2020年1月23日追記】

 昨年末あたりからガジェット通信での藤本洋輔氏による加賀賢三氏へのインタビューを受け、さらには今年に入ってからも松江哲明氏がnoteに発表した声明文の影響からかこの記事へのアクセスが増えています。しかし、該当のインタビューなどを読むと、3年前に書いたこの記事はあまりにも酷く野次馬的で、無責任でかつ愚かな文面だったと反省しています。加賀賢三さん、本当に申し訳ありませんでした。本日書いたこちらの記事にも今思うところを記しました。 

 

 この記事を消去しようかとも迷いましたが、それでは自分が犯した過ちを無かったことにしてしまうので、自分への見せしめとしてこのまま残しておくことにします。ただし、Amazonのリンクは消しました。ちなみに、この記事を書いた時に貼っていたAmazonのリンクは松江哲明氏の『映像サバイバル入門』と森達也氏の『ドキュメンタリーは嘘をつく』でしたが、この事件に対する二人の対応を考えると偶然ですが皮肉なものです。