浦島太郎状態

 Wi-Fi無し生活もついに限界を突破し、スマホ通信制限がかかりました。そして仕事中もニュースを見てる暇がないので、隔世感がありますが、ネットとかに依存してない俺超かっこいいとかそんなこと全然なくスマホ・ネット大好き人間なのでこの状況をとっとと改善したい。つまりは書くネタがないので本日はお休みです。

今日は911

 ということで、追悼の光線がワールドトレードセンターのあった場所からニューヨーク中に見えるようにさらに上がっていました。

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 聞いた話ですが、例えば知人の友達の中でも平気でお父さんを16年前の今日に無くした、という人がニューヨークにはいっぱいいるそうです。この日のトラウマから立ち直れない人のためにも市でPTSD専門のカウンセリングを行っている広告を見たりもします。

 

 僕は今日の光線を見て「バットシグナルみたいだなぁ」と呑気なことを考えてからそのいみがやっと分かったくらい鈍感だったのですが、311にせよ911にせよ何にせよ、悲劇は忘れずに風化させないことが大事だと思います。

 

 

 

 

『IT』を傑作たらしめたもの

 スティーブン・キング原作の『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』を観に行ったんだけど、いやあ最高だったなぁ。詳しくはWi-Fi環境が整ってから書くけど、『IT』はとある一点を満たした時点でもう個人的には超満足だった。

 

 その一点とは、負け犬少年団が坂道を自転車で下るシーンだよ!

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 なんか同じようなことを『ストレンジャー・シングス』でも書いた気がするんだけど、このシーンの心地良さの正体って一体何なんだろうか。大体これが出ただけで全部許せちゃうもんなぁ。

 

 僕も少年時代を80年代アメリカの田舎町の負け犬集団の中で過ごしたかった。グループの中には絶対デブがいてさ、いつも僕たちはやたら歳上の不良に苛められるの。でも何故か大抵美人のお姉さんが僕たちの味方してくれるんだよなぁ…。で、夏休みは冒険に出るんだよな。その冒険が死体探しであれ、宇宙人護衛であれ、ピエロ退治であれ、冒険を通して初めて子供たちは大人になれるのだ。

 

イット (字幕版)

イット (字幕版)

 

 

 

ブルックリンは売り物じゃない!

 今日ブルックリンのブッシュウィックという場所に行ったら、駅前でたまたまこんなデモが起きていた。

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 何かと思ったら、ブルックリンのジェントリフィケーション、つまり高級化に対する抗議デモだった。おお、タイムリー、だって実は僕も引越し先を探しにブッシュウィックに寄ったから。(実はまだ友達のアパートに仮住まい状態)僕もデモに参加してやろうかと思ったよ!

 

 ブルックリンでアパートを探してて思うのは、どこもかしこもまあ高い!ネットで検索しても月10万円は超える物件ばかりでクラクラする。と言っても東京周辺も高いし大都市はどこだってそうなのだけれど、ブルックリンの場合は高級化が進んで問題になっている。

 

 ブルックリンは元々移民が多く住む下町的な場所だった。家賃も安く日雇い労働者などが住んでいたが、安い家賃に惹きつけられてアーティスト達も住み始めた。そうすると自然とギャラリーやカフェが出来て若者が集まり始め、いずれブティックやレストランなどが出来て高級化が進んで家賃が急騰し、結果元々長く住んでいた地元住民が追い出されてしまったというわけ。

 

 今日のデモでも話者が「この地域に30年以上住んでいるやつは手を上げてくれ!」と挙手を促すと、何人かが怒りの声をあげながら手を上げていた。「ブルックリンは売り物じゃない!」と書かれたプラカードやチラシも印象的だった。

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 ちなみに僕がアーカンソーで住んでいたアパートは月約4万。ジョーンズボロでは一番高い学生アパートの一つだったが、その文脈でNYに住む知り合いに話そうとしたら「うわあ、やっぱり安いなぁ!」と先手を打たれたので、口を紡ぐしかなかったよね…。

 

ジェントリフィケーション

ジェントリフィケーション