もうすぐ春ですねぇ

今週のお題「わたしの春うた」

 

 全然世代じゃないんですけど、僕はキャンディーズの『春一番』が好きです。

 

 大学生特有の懐古趣味ってあると思うんですけど、僕も大学生の時キャンディーズにハマりましてベストアルバムとか借りました。でも当時カラオケで『春一番』は著作権で揉めていたため歌えなかったんですね。

 

 今では解決して歌える様子で、ついこの間僕もカラオケで歌ってきました。NYに個室カラオケがあることも、NYのカラオケにキャンディーズがあることも驚きですけどね。

 

 ちなみにカラオケ自体はアメリカで結構普及されていて、といっても個室よりは圧倒的にバーで他のお客の前で歌うスナックタイプのカラオケの方が一般的です。ノリのいいアメリカ人文化にマッチした発展の仕方だと思います。

 

 僕も酔った勢いで白人だらけの田舎町でヴァン・ヘイレンやらマイケル・ジャクソンやら熱唱したら「なんだべあのアジア人は!」的な感じで盛り上がったことがありました。そもそもアーカンソーの大半の人なんかカラオケがどこから来たのかもわかってなさそう。

 

 

春一番

春一番

 

 

アメリカ人はアタリ好き

 忙しくて全然ツイッター更新できてないけど、一応映画は見ておりまして、特にここ最近『パシフィック・リム:アップライジング』『犬が島』『レディ・プレイヤー1』と日本オマージュに満ちた映画が立て続けに公開されているのは楽しい限りですね。ただ一つ気づいた事があって、『犬が島』では小林アタリという少年が主人公だったり、『レディ・プレイヤー1』でもアタリのゲームが出てきたり、そういえばちょっと前にはなりますが『ブレードランナー2049』だってアタリの広告が出てきたり、今のハリウッド製作者達は一体どんだけアタリ好きなんだよ!と突っ込まざるを得ません。

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 有名なアタリショックを引き起こしたのは『E.T.』のゲームで、会社を潰す遠因となったスピルバーグの映画内で再びあたりの名を垣間見るのは中々に皮肉が効いているとも思いました。

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 しかし91年生まれの自分にとって、アタリが如何程影響力を持ったゲーム会社だったかがいまいち掴みづらいのです。最近の80年代ブームの中で映画内に度々登場するアタリでしたが、次は90年代がノスタルジーの対象として消費されると思うんですよね。その時は64がアタリの役割を果たすのかな。

 

 

 

好まれてこそのボンクラ道なり

 個人的に結構衝撃だったのはこのニュース。

 『絵文字の国のジーン』『デッドプール』『レディ・プレイヤー1』などで知られるT・J・ミラーアムトラック内で酔っ払って虚偽の爆弾通報をしたために、FBIから逮捕されてしまいました。現在は保釈金10万ドルを払って保釈されたものの、有罪判決になった場合最大5年間の服役になる可能性もあります。

 

 T・J・ミラー出世作となったドラマシリーズ『シリコンバレー』は観ていなかったので、僕が初めてT・J・ミラーを意識するようになったのは『ある日モテ期がやってきた』でした。ジェイ・バルチェル演じる主人公に「お前は5点の男で彼女は10点、付き合いを許されるのは2点差まで」*1なんてどうしようもないアドバイスをするボンクラ役が好印象で、そのあと自身の考え自体が間違っていた、と気づくクライマックスも感動的です。

 

 後日『クローバーフィールド』に出ていたカメラ回していたボンクラ役も実は若きT・J・ミラーと知って驚いて、さらにその後『ベイマックス』『トランスフォーマー/ロストエイジ*2『クレイジー・パーティー』と出演する役が軒並み絵に描いたようなボンクラ役で、セス・ローゲンに次ぐ天パボンクラ役者として個人的に非常に期待しておりました。

 

 しかし、最近のT・J・ミラーは2016年にUberのドライバーと喧嘩して逮捕されたり、#MeTooムーブメントの中でセクハラを告発されたり、私生活の酷さが滲み出てしまっていて今後の活動が心配だったのですが、そこに今回の虚偽通報が重なっていよいよどうしようもない感が強まってしまいました。年々大作での重要ポストの起用が増えてきていただけに本当に残念極まりないです*3。ボンクラは人に好かれてこそ許されるので、T・J・ミラーが今回の件で心を入れ変えることを祈るばかりです。

 

*1:ちなみに原題の『She's Out of My League』は「彼女は崖の上の花」という意味

*2:特に『ロストエイジ』でのT・J・ミラーの死亡シーンはもはや芸術の領域でバカで無意味で壮大で素晴らしく、何度見ても笑いが止まりません。

*3:とはいいつつ、こういうスキャンダルは『デッドプール2』にとっては格好のマーケティング題材になるだろうなぁとは思いました。

今月のマストシー

 最近出張が重なっていたとはいえ、普段でも疲れを言い訳に全然映画を観に行けていない体たらくであります。先月なんか4回しか劇場に足を運んでおらず、観たいと思っていた映画もダラダラ観に行かないまま終わっちゃったりして、このペースは例年に比べるとまずい!ということで、今月見に行くべき映画を自分のためにリスト化しました。完全に個人用メモ記事です。