2018年上半期を振り返る

今週のお題「2018年上半期」

 

 まあ、このあいだ2018年上半期ベスト&ワーストを選んで今年の映画を振り返ってみましたが、今回は僕が書いた記事を見て今年の上半期に世間では何が起きたかを振り返ってみましょうか。

 

1月

 

 爆弾低気圧によりNYでも記録的な大雪となり、NY中はどこもかしこも機能停止していましたが、我々は日系企業なので地を這って出社したのでありました。

 

 僕もこの記事を振り返るまですっかり忘れていましたが、カヌーの鈴木康大選手がライバル選手のドリンクにドーピング材を混ぜる事件がありました。ね、皆あれだけ叩いていたのに今やだれも口にしないじゃないですか。ネットなんてそんなもんです。

 

 映画自体は傑作だったものの、リドリー・スコットの『ゲティ家の身代金』は製作裏のごたごたがどうしても話題になってしまう曰く付きの映画となってしまいました。

 

 今年のセンター試験ムーミン小さなバイキングビッケが受験生たちにトラウマを植え付けたことが話題となりました。

 

 この頃ビットコインブームがピークで、コインチェックの巨額流出事件が世間を騒がせましたが、僕はコインチェックの和田晃一良社長が僕と同い年であったことに一人衝撃を受けていたのでありました。

 

2月

 

 僕が過去に載せたツイートがしばらくぶりにネトウヨの方々に見つかって襲撃を受けてしまいました。面白い体験ではありました。

 

 『スター・ウォーズ』のシネマティック・ユニバース化が止まらず、これに限らず定期的に僕は映画ニュースに一人ブチ切れております。

 

 近所のマンションからマリファナのにおいがすると通報した人が「なんでマリファナのにおいを知ってるんだよ!」とネットユーザーに総ツッコミを受ける事件がありました。最近仕事した人が日本でも代々木公園辺りでマリファナのにおいがする、と言っていましたけど、本当なんでしょうか?

 

 NRAを批判した高校生がアメリカのネトウヨから「あいつは左翼に雇われた役者だ!」と叩かれる呆れる動きがありましたが、日本でも最近沖縄で平和のスピーチをした少女がネトウヨから「雇われた役者」と叩かれていました。もう世界中のネトウヨを一つの島に集めて好きなように戦争させあいたい。

 

3月

 聴覚障害を持つ濵名祐太郎がR-1グランプリで優勝し、話題を呼びました。もっとお笑い界に多様性があっていいと思う。

 

 財務省による公文書の書き換えが発覚してモリカケ問題が再度ヒートアップしましたが、あれから問題なくのうのうとアベ政権が続いているって不思議ですよね。

 

 

 今もトランプが宇宙軍の創設に向けて動いているので、まさか本気だったとはだれもこの時は思わなかった…。

 

4月

 巨星墜つ。8月からNYでは『火垂るの墓』が上映されるので、観に行こうかしら。

 

 トランプタワーがガチで炎上しました。トランプって大統領として本当に色々「持っている」男だと思います。 

 

 コメディアンのTJミラーが虚偽の爆弾通報で逮捕されました。過去にもUberのドライバーと揉めたし、#MeToo運動でセクハラ告発されたし、こんな感じのボンクラ具合は望んでいなかったので残念です。『デッドプール3』にもライアン・レイノルズは起用しないと明言しちゃいましたし…。

 

 5月

 

 NYのレストランでヒスパニックに対するヘイトスピーチをぶちまけた弁護士が身元特定されたニュース。この時は書きませんでしたが、身元特定は正直やりすぎなんじゃないかなあとは思う。なお、後日弁護士の自宅にはマリアッチ集団が抗議に来た模様。

 

  今年はスクールシューティングが続く最悪な年になりましたが、本当にNRAとか共和党員の「悪いのは銃じゃなくて○○だ!」コンテストはある種の才能を感じるので、どこかでコンテストを開いたらいいと思います。

 

6月

 

 ニートがいるのは日本だけではない!マイケルの続報を待っているが中々聞きませんね。

 

 作者が過去に行ったヘイトスピーチのせいで『二度目の人生を異世界で』というアニメが製作中止・原作出版差し止めが発表されましたが、表現の自由ヘイトスピーチSJWと人間の成長について、色々と考えさせられましたね。

 

 新幹線の殺傷事件には衝撃を覚えましたが、容疑者のあどけない見た目にもショックを受けました。今年はこのほかにもHagex氏殺人事件マスコミを賑わす物騒な事件がありましたね。

 

 ちょうど大阪から来た人と仕事をした直後だったので、大阪の地震にもビックリしました。結局亡くなった犠牲者も出た痛ましい災害となってしまいました。そんな災害なにかこつけてデマを出す馬鹿野郎どもはなんとかならないものか。

 

 ネガティブなニュースだけでなく、サッカー日本代表の大躍進も世間を賑わせました。しかし、あのW杯開幕前の負け戦ムードは一体なんだったのか、ってくらい世間の手の平返しは面白かったです。

 

 下半期は忙しさに負けずどんどん更新していきたいものです。

 

 

 

私が死んでも代わりはいるもの

 まさに今(NY時間15時台)職場のテレビで日本が2点目を入れたところを見ています。W杯開幕前のあの何とも言えない負け戦ムードからは考えられないくらいの日本代表の大躍進です。まだ試合は終わってないものの、今の試合を見ながら今日の通勤途中で読んだこの記事を思い出しました。

 

 なんか毎回W杯の度にどっかの国で動物を使った勝敗予想をしている気がするのですが、今回は北海道小平町のミズタコ「ラビオ君」が日本代表の行く末を的中させ続けて盛り上がっています。なんといってもこの初代ラビオ君、グループリーグのコロンビア戦の勝利、セネガル戦の引き分け、ポーランド戦の敗けを全て的中させ、確立にして27分の1の予想を全問正解させるスーパータコなのです。

 

 しかし「初代」とついているのは、この初代ラビオ君は食用に出荷されてしまったからなんですね。ということで、今占っているのは2代目ラビオ君だそうです。こんな大健闘をしたラビオ君を問答無用で食用で出荷してしまう辺りいかにもシステマティックな日本っぽさを感じるとともに、「大丈夫、私が死んでも代わりがいるもの」という綾波的侘しさも感じますな。

 

 

 と、このブログを書いているうちに2-2で並んでしまいました。2代目ラビオ君は「一進一退の末日本が勝つ」と予想しましたが、結果はいかに?

OWARI タコ カット済み ひとくちサイズ 1kg

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追記 7/2 15:54

3-2で負けちゃいました。やっぱ初代じゃなきゃダメだったんだ!

オニオン

https://www.instagram.com/p/BktZilYgPIO/

仕事で忙しくて自炊出来てなかったんだけど、気が付いたら冷蔵庫に入れてた玉ねぎから芽が生えてた。こうして見るとやっぱりネギの仲間なんだなぁ…。

 

 

 この前韓国人の人と食事する機会があったんですけど、唯一知っている日本がなぜか玉ねぎでした。そして昨日は夜遅くまで飲んでたので更新できませんでした。今日は頑張ります…。

Taiyakiが選ぶ2018年上半期ベストテン

 ああ、日本時間の6/30を過ぎてしまった!もう本当に今年は有言実行がまるでできていないので嫌気がさしてしまいますが、今年も半分過ぎたので恒例の上半期ベストテンを発表いたします。

 

 毎年書いていることですが、しかし今年は特に仕事が忙しくて時の流れを早く感じましたね。いつもこの時の速さを表現するためにプッチ神父メイド・イン・ヘヴンの写真を貼っていましたが、今年の多忙っぷりには特に世界が一巡するエンポリオのような気持ちでありました。

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 去年の上半期ベストテンから「前年末に見逃した作品」もカウントするようにしましたが、忙しい中でも何とか観れた新作は40本でした。めちゃくちゃ観たい映画見逃してた気をしてたんですけど、思ってたより観てましたね。珍しく定時通りに帰れた時とか貴重な休みをほぼ映画に充てた結果かもしれませんね。

 

 それでは僕の2018年度上半期ベスト&ワーストはこちらです。

 

【特記事項】

  • 2018年に鑑賞した新作(2017年度末公開作品も含む)のうち、僕が6月30日までに見た41本が対象。詳しくはこちら*1
  • 星取表やTwitterに載せた★の数と矛盾している時がありますが、いつもその時々に左右されているのでご了承ください。

 

【2018年上半期ベストテン】

 

  1. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書*2
  2. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
  3. Hereditary
  4. Upgrade
  5. レディ・プレーヤー1
  6. ゲティ家の身代金
  7. Game Night
  8. タクシー運転手/約束は海を越えて
  9. 犬ヶ島
  10. オーシャンズ8

 

【解説】

 もう①は圧倒的、去年観てたらベストテンに絶対に入れていた。バカな大統領やバカな財務大臣がメディアやニュースをフェイクや無意味と糾弾する中、スピルバーグは国家権力に対するメディアのあり方を叩きつけて見せてくれた。スピルバーグといえば⑦も最高だったので、70過ぎてなお映画業界の前線でぶっ飛ばし続ける御大には本当に惚れ惚れする。

 

 最近の映画業界のシネマティック・ユニバース化やファナティックには危機感を覚えるものの、そのパイオニアであったマーベルは流石に他ブランドとは格が違い、10年築き上げたものを平気でぶっ壊す②には驚嘆した。

 

 現在のハリウッドはアホみたいに金のかかった超大作とビックリするくらい金のかかってない低予算映画の二極化が著しく進んでいるが、後者の代表として③、④とここには挙げていない『クワイエット・プレイス』が面白かった。実は映画ってお金とかアイディアじゃなくて、見せ方なんじゃないかとこの3本の工夫に感じた。

 

 スピルバーグと並ぶ現代の巨匠リドリー・スコットの⑥も流石。80歳の御大らしくドラマパートは重厚で、80歳とは思えないくらいサスペンスシーンは強烈で、これからは貴重な時間を『エイリアン』シリーズなんかに割いてないでもっとこういう作品を作って欲しい。

 

 上半期のコメディは⑦〜⑩が良かった。⑦はまるでデヴィッド・フィンチャーがフコメディを撮ったかのような作風で、⑧は悲惨な事件をこんなにも感情豊かに描けるのかと感心し、⑨の可愛さは楽しかった。しかしこれまで9作品は全部ある程度の面白さは事前に分かっていたけど、全く期待してなかった⑩が素晴らしかったのは上半期一番の嬉しいサプライズ。『ゴーストバスターズ』に続き、ガールズパワーにやられた。

 

【2018年上半期ワースト】

  1. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー*3

 

【解説】

 ①以外は順不同。元々ディズニー=ルーカスフィルムには厳しかったけど、①の醜態を見てこれからは容赦をしないことにした。こんなルーカスの遺産を食いつぶすようなシリーズは続けさせちゃダメだ本当に。

 

 『Action Point』はまさかジョニー・ノックスヴィルが安全圏から映画撮ると思わなかったから、期待値が高かった分ガッカリも大きかった。『ウィンストン・チャーチル』みたいな俳優力だけでもって行く映画ってあんまり好きじゃない。『クローバーフィールドパラドックス』は無理やりシリーズ化したことでもう意味が分からないことに。『グレイテスト・ショーマン』は24時間テレビ的価値観が合わない、嫌い。

 

2018年下半期期待映画

 

全部もう映画館で予告編がかかる度にワクワクするんですけど、特に『The Happy Murder』は毎回劇場で爆笑をかっさらうので本編が心底楽しみ。

 

 

 

今日まで休み

 色々な感情が蠢きつつ、本日まで忙しいのでブログ更新を休みます。次回は予告通り上半期ベスト&ワーストです。

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セントラルパーク。なんか『魔法にかけられて』を思い出す。