避難所レス

 今日も今日とて仕事してきて遅くなってしまったので、このニュースだけ。

――台東区はホームレスの人やネットカフェなどで生活する人など、住まいを持たない人が多く住む地域だと思うが、そういう状況の人が避難してくることを想定していなかったのか

さまざまなご批判やご指摘をすでにたくさんいただいているが、住所不定の人の避難所への避難という視点がなかった。

 

 うーむ、僕なんかこういう災害の時とか異常気象の時、ホームレスの人はどうしてるんだろうか、ってことを真っ先に想像しちゃうんですけどね。追い返された人はどうしたんだろうか。

 

ホームレス中学生

ホームレス中学生

 

 

台風だから『シン・ゴジラ』観た。

 台風ということで、『シン・ゴジラ』を観ました。家が風で揺れる中観る『シン・ゴジラ』は無料4DXでした。この間『新世紀エヴァンゲリオン』を久々に見返した時にも書きましたが、庵野秀明はやはりプロフェッショナリズムを信じて止まない人だと改めて思いました。

 

 

 特に一般民衆が「ゴジラを殺せ!」「ゴジラを守れ!」とデモをしている中で徹夜しながら頑張っている場面にその側面が強調されていると思います。ただ、一歩間違えるとデモは短絡的で無意味な行為、とも捉えられかねない少し危険な描写でもあって、だからこそ体制礼賛映画だと批判する人も多いのかな、とも思います。

 

 あと、このシーンの問題点は、不眠不休での努力を美化している点もあり、というかこれは邦画でよく見かける文化的な問題点かと思います。まあ、庵野秀明はアニメーション監督で、劣悪な労働環境を経てきた人だと推測されるので、仕方がないっちゃ仕方がないかもしれませんね。

 

 こういう多少の問題点も感じつつも『シン・ゴジラ』は愛せずに要られません。プロフェッショナリズムが大好きな庵野秀明が書いた脚本は日本語字幕つけないと全く何を言っているのか分かりませんが、それでも何が作中で起きているのかはハッキリ分かるのは映画としてはある意味完成系ではないでしょうか。真逆のアプローチなのに結果として『マッドマックス/怒りのデス・ロード』と同じ効果を発揮しています。この2作が似たようなファンを獲得して似たような盛り上がり方をしているのは偶然ではないかもしれません。

 

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

 

モヤモヤタイフーン

 今月中にはアメリカに戻って荷物を取ってこようと思っているのだが、ESTAの申請でいつも途中まで作成してビビって消してしまう。というのも、「これまでに米国ビザもしくは米国への入国を拒否されたり、ビザを取り下げられたことがありますか?」の項目に確実にチェックを入れなければならないからだ。僕のビザを取り下げた移民官は「入国禁止措置になったわけではないので、アメリカには ESTAで入って荷物を取りに行ける」と言っていたが、そもそも僕のビザが取り下げられたのもこの移民官の勝手な解釈に依るものであるのでその理屈が通用するかも未知数で、当然お忙しい税関・国境警備局様が事細かに僕の事情なんか察してくれるはずもないので、これでESTAまで却下されてしまったらいよいよアメリカへの入国は困難になるので面倒くさくなる。だけど、住んでもいないのに未だに家賃は払ってるし、衣服やこの4年間で集めた大量のBDや書物はまだ僕の部屋にある。一番取りに行きたいのはPS4で『バトルフロント2』を早くしたい…。とりあえず今は移民弁護士の無料相談にメールで質問を出している。質問の返答が来るのは、恐らく3連休が明けた火曜日。僕のモヤモヤは超大型の台風19号と共に週末中に成長していきそうだ。

 

コピー用紙の芯

 子どもにイジメはダメだと教える立場にある小学校教員4人が教員イジメてた件はもう言及するだけアレなんで何も言いませんが、被害の一例として尻にミミズ腫れができるほどコピー用紙の芯で叩かれた、というのがありました。

 

 ……コピー用紙の芯って何だろう?ググってみたら、疑問を抱いていたのは僕だけでないことが分かりました。多分今回の事件で急上昇したに違いありません。

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 実際の所、感熱式プリンターに使う用紙に芯が使われていたそうで、それでぶん殴っていたそうです。そもそも感熱式プリンターを僕は知りませんでしたが、領収書とかを印刷するタイプのアレです。

 

 ……一体教育現場のどのシーンで感熱式プリンターを使うんだろうか。あ、いじめてる教員のケツをぶっ叩く時ですか、なるほど。

高評価売ります。

 また遅くなってしまったが、ちょっとだけ。Twitterやこちらのブログで話題になっていた「食べログ3.8問題」。

 

 遂に公正取引委員会が動き出すまでの騒動になった。

 

 また、NHKが取材した中国のやらせレビュー工場も最近大きな話題となった。

 

 この記事の中で、実際にやらせレビューを作成している中国人女性の証言が印象に残った。下記はその引用だが、

「商品にレビューをつけるのは欠かせない。これは形を変えた広告費だ。日本人はレビューがないと、まずその商品を買わない。2つの同じ商品がある場合、見比べてレビューがたくさん付いているほうを選ぶ。これは日本人の習慣。食事といい、宝くじといい、長い列のところに行きたがる。列が長ければ長いほど、そこに行きたがる。自分で判断するという意識が低い

 

 「これは日本人の習慣だ」とこの女性は語るが、僕は全然日本人だけの話ではないと思うし、商品レビューに限った話でもない。僕は前々からこのブログやTwitterで書いているようにロッテントマトやIMDbなどの映画に点数をつけるサイトには懐疑的だったし、たかがレビューサイトが出している数字を絶対化して権威付けて当の作品を見てもない癖に映画を語る連中にはムカついている。

 

 そして、僕が経験した限りだとこれは日本に限らずアメリカの映画ファンにも非常に多い。どの言語の映画レビューやショッピングサイトに行ってもまずは点数が出てくるのは、それだけ主体性のない消費者が多いからだ。だから「やらせレビュー工場」なんて訳分からないビジネスが横行するし、グルメサイトが足元を見て高レビューを与えるのに利益を求めるのだ。

 

 もちろん、レビューや感想は参考になるが、それは点数ではなくて中身の話だ。このブログも映画の評価をつける時は★で点数付けしているが、これは僕にとっての備忘録的意味合いが強く、ブログ読者にはちゃんと僕が何を書いているかを読んで欲しいと思っている。いや、むしろ僕のレビューなんか読まなくていいよ。大事なのは自分がどう感じて何を受け取ったからでしかないからだ。