今年話題を呼んだオリエンタルラジオの新ネタ「PERFECT HUMAN」のMVが公開された。
なんか見覚えのある雰囲気だな、と最初はなんとなく『アイズ・ワイド・シャット』のパロディかな?なんて思ってたけど、1:09~を観て分かった。これ『華麗なるギャツビー』のパロディだ。
ギャツビーの初登場シーンは映画館で観てあまりのケレン味に大爆笑した。
さて、いつか書こうと思っていたのに完璧に時期を逃してしまったいたのだが、「PERFECT HUMAN」がオリエンタルラジオの三度目のブレイクと呼ばれているが、実は「武勇伝」から「PERFECT HUMAN」に至るまでには変遷がある。というのも、ここ3年くらいのオリラジは爆笑問題の『検索ちゃん』のネタ祭りに出るたびに作風を変える、というネタを繰り返しているのだ。
一番最初にオリラジが披露して会場の空気をザワつかせたのは、2013年の「カリスマ」と言うネタ。「武勇伝」→漫才→「カリスマ」といった急激な変化はお笑いファンに衝撃を与えた。
しかし、「カリスマ」はネタとしてはインパクトはあったものの、曲自体はLMFAOの「Party Rock Anthem」をそのまま使用しただけだった。そこで翌年2014年の「検索ちゃん」で披露されたのが「STAR」であった。通常通り「武勇伝」で始まったかと思いきや、藤森が「痺れ…痺れないよ、もうそれくらいじゃ痺れない体になっちまったんだよ!」と項垂れ、中田が「シャ、シャ、シャラクセー!」と叫んだところ楽曲が始まり、RADIO FISHが登場という、かなり「PERFECT HUMAN」に近づいた内容のネタとなっている。爆笑問題の太田は「なんでお前らは毎年変化しちゃうの?」とツッコんだ。残念ながらYouTubeに当時の動画はなく、「STAR」のMVしかなかった。
そして満を持して登場したのが「PERFECT HUMAN」で、2015年の年末にはもう『検索ちゃん』で披露されている。
その後今年のグランドスラムで爆発的に人気が出て、「かっこよすぎて逆に笑える!」という評価を得たオリエンタルラジオだが、更にその根底を指摘すれば、オリラジの全てのネタの大元は『ジョジョの奇妙な冒険』にあると思う。中田自身がファンを公言していて『アメトーーク!』の「ジョジョの奇妙な芸人」として出演したこともあるほどで、漫才中に見せるあの独特のポーズはジョジョ立ちの影響下にあるとしか思えない。
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