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お母さんの気持ち

 もう一緒に住んで一年近くになる中国人のルームメイトは友人として好きだが、彼の食に対する扱いは嫌いである

 
 まず食べ方が抜群に汚く、所謂クチャラーだし、衝撃だったのは例えば硬くて飲み込めないものは机の上にペッと吐き出す。しかし、これは前に遊びに来た後輩が中国の文化的なものだと教えてくれて、こちらが目をつぶれば済むことなので良しとしよう。
 
 しかし、どうしても許せないのが食べ物を平気で粗末に扱うことだ。大学の食堂はバイキング形式になっていて、自分な好きな分だけ食べ物を取れるが、彼はいつもあからさまに食べられない量を取ってきて、普通に残す。酷い時は出前を取ってもゲームに熱中してしまって全く手をつけずに捨ててしまう時もある。*1
 
 自分一人に迷惑をかけるならまだマシだが、たまに人を巻き込む時がある。前にカレーを作った時に「いるか?」と聞いたら「いる」といったので、多めに食材買って作ったのに、いざ食べるってときに「さっきサブウェイで晩飯食べてきた」とか言うの。全く作る人の手間暇考えてない!
 
 んで、夏休みに入って食堂が空いてないので、この夏はずっと自炊しようと思って一週間分の食材を買ってきた。昨晩、チャーハンを作ろうと共同キッチンに行こうと思ったら、そのルームメイトが来て「俺の分も作ってくれ」って言うの。「お前絶対に食うんだな?」「食べる」「絶対だな?」「絶対に食べる」っていうから2合分の米炊いてチャーハン作ったわけ。
 
 そうして調理を終えて遠い共有スペースから帰ってくると、ずっとゲームしてるわけ。「お前食わないの?」って聞いたら「この試合が終わったら」って答える。「絶対に食えよ」「食べるって!」って言うから先に食べた。そうして30分くらい経って出てきたと思ったら、
「俺今から映画観に行ってくる」
「ハア!!!???お前食わねーのかよ!」
「いや、帰ったら食べる」「絶対に絶対に食うって約束するな?」「絶対に食べる」って笑いながら答えるの。何がおもしれーんだよ!
 
 そうして今朝起きてロビーに置いておいたチャーハン見たら、案の定全く手が付けられてなかった。朝っぱらから脂っこい冷めたチャーハンを食べながら誓ったね、「もうこいつには絶対に飯は作らん!!」
 
 
 …でハッとさせられたのは、母親の気持ちってこれかぁ…。お母さんいつもありがとうね(母の日はとっくに過ぎた)
 

*1:と言っても、彼だけに限らず、食の廃棄量の多さはアメリカで問題になっている。