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セスとエヴァンがまたキリスト教に喧嘩を売ってるぞ!/『プリーチャー』第1話感想

 5/22より放送が開始されたamc製作のTVシリーズ『プリーチャー』のプロデューサーはなんと俺たちのセス・ローゲンエヴァン・ゴールドヴァーグコンビ!でもテレビがないもんで、なんとか観れないかなぁと思っていたらAmazonプライムで配信されていた!というわけで早速観たぞ!

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  •  原作はDCコミックスの同名グラフィックノベル。原作は未読なのだが、ダークなトーンのホラーっぽい予告編に「セスとエヴァンが関わっているのにコメディじゃない!?」と益々興味を引いた。すると…

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    宇宙から謎の物体が飛来してきて…

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    アフリカに迫る。

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    とある村で宣教師がお説法

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    そこへ飛来物がドーン!

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    信者は心配したが、生きていて…

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    何かが憑依したかのように「俺は預言者だ!」


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    奇跡だ!イエー!

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    ドーン!!
  • と、冒頭からいきなりブラックユーモアぶちかましてて大爆笑。やはりセスとエヴァンが関わっている限りコメディにならないはずがなかった。
  • そして、僕はセスとエヴァンは製作に留まるくらいだと思ってたら、このパイロットエピソードはなんと二人が監督もしている!これは嬉しいサプライズだ。

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  • 舞台はテキサスの田舎町。所謂キリスト教原理主義者のレッドネックが多く住むバイブルベルトの町だ。そんな場所で牧師をしているのが主人公のジェシードミニク・クーパー)。酒浸りで説法も下手くそでどうしようもないダメ宣教師だが、彼には過去何かがあったらしく彼を恐れている町の人もいる。
  • 場所は移り変わり、空の上。ジェット機の中でラリラリなコカインパーティーが開かれていた。実にセス&エヴァンらしいシーンで、まるで『ディス・イズ・ジ・エンド』の一シーンのように撮られている。このパーティーのホストを務めるのがアイルランド人の謎の男キャシディー(ジョー・ギリガン)。このあと、凄絶な展開に!
  • 一方でカンザスの田舎道。車が走っていると銃声が!中に載っていたのは血まみれの運転手と「地図」をめぐって争っている男女。コントロールが効かなくなった車はトウモロコシ畑に突っ込むが、このシーンはまるでシュワルツェネッガーの『ラストスタンド』を想起させる。
  • 戦いは女の勝利で終わる。謎の戦闘力を持つ彼女の名前はチューリップ。彼女を演じるルース・ネガは『エージェント・オブ・シールド』のレイナ役。レイナは追手もボッコボコにするが彼女自身には傷一つ付いていない。
  • このように『プリーチャー』は大変バイオレントなドラマであるが、実はセスとエヴァンのこれまでの映画はボンクラの陰に隠れて結構血みどろ描写が多い。二人の持ち味といえよう。
  • さて、世界各地の教会では宣教師が爆死する事件が起きていた。冒頭のアフリカ、ロシアのキリスト正教会、そしてサイエントロジー教会ではトム・クルーズが爆死。死ぬほど笑いつつ、ここでセスとエヴァンはこの TV宗教に喧嘩を売っているのだと気付く。
  • 前も書いた*1が、セスとエヴァンはユダヤ系だ。彼らが子供の時キリスト教徒の友人がいたが、ある日彼はセスとエヴァンに「君らはいい友人だけど、キリスト教徒じゃないから地獄に落ちちゃうね。」と言われて憤慨したという。このエピソードが彼らの初監督作『ディス・イズ・ジ・エンド』にインスピレーションを与えた。また、彼らが製作しセスが主演した『ナイト・ビフォア』も新約聖書に出てくる東方の三賢者が元ネタとなっている。

  • 『プリーチャー』にはまだブロマンスこそ出ていないものの、このようにドラッグ、バイオレンス、そして宗教のモチーフをコメディにブレンドしていて、見事にセスとエヴァンの作風を反映したパイロットエピソードとなっていた。いやあ、でもそのうちジェシーとキャシディーの間に何かが起きそうだな!
  • てなわけで、セス&エヴァンウォッチャーの身としては今後の展開も見守っていきたい所存である。

 

 

*1: