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【Taiyaki探検隊シリーズ】潜入!フラタニティのパーティーの謎に迫る!

アメリカ バカ
  • 古くは『アニマル・ハウス』、最近では『ソーシャル・ネットワーク』『モンスターズ・ユニバーシティ』『22ジャンプストリート』『ネイバーズ』と、大学を舞台にしたアメリカン・コメディにはよく「フラタニティ」という場所が出てくる。辞書なんかで調べると「友愛会」と出てくるが、結局は一体どういうところなのだろうか?ということで、金曜日にうちの大学のフラタニティの一つ「チョップス」で開かれたパーティーに潜入してきたのである。

     

  • 僕もまだ全容はつかめていないが、簡単に説明するとフラタニティというのはアメリカの各大学それぞれにある学生組織である。同じ大学内でもフラタニティは複数ありそれぞれギリシア文字を冠した名前を付けており、同じ名前のフラタニティ同士は全米の大学で繋がっていてネットワークとなっている。*1フラタニティの組織員は「ブラザーフッド(兄弟)」という仲間意識を持って一つの家に暮らしており、ブラザーフッドの厳しい審査を通り抜けないとフラタニティには入れない。
  • フラタニティの目的は主に二つで、一つは大学卒業後の進路のコネクションを作ることである。フラタニティに入るにはルックスや親の年収などが審査されるため、金持ちの子はフラタニティ入ってコネクションを作りいい企業に入り、またその子供が大学に入るとフラタニティに入ってコネクションを作る、という嫌らしいスパイラルが出来上がっている。
  • で、もう一つの目的は女の子を集めるための派手なパーティーをすることであり、ルックスや親の年収などの審査は女の子にモテるためにもある。要は慶応や早稲田のテニサーだと思って全く差し支えない。
  • そんなフラタニティのパーティーには当然女の子なら自由に入れるが、男だとフラタニティブラザーフッドに知り合いからリストバンド型チケットをもらえないと入れない排他的なパーティなのである。僕は団体でパーティーに参加したのだが、事前にもらっていたリストバンドの数が足りておらず、見事に僕ともう一人のアメリカ人の友達だけ門前払いを食らってしまった。例え団体で行ってもリストバンドがないと入れないくらい厳格なのである。
  • というか、後述するが僕がアジア人だから、というのも確実に理由の一つであり、受付に警察官がいたのにも拘らずこうした差別が平気でまかり通ってるのに腸が煮えくり返っていたが、アメリカ人の友達とウロチョロしていると裏口が空いているのを発見したのでなんとか中に入れた。つまり文字通り潜入したのである。
  • 中に入ると家中すべての通路がパーティ用に飾り付けられており、広間ではまるでクラブかのようにDJが音楽を流し学生たちが踊り狂っている。その様子を撮ってきたのでここに載せておく。いかんせん酒を飲んでいたものでカメラの動きが悪くブレア・ウィッチ・プロジェクト』スタイルになってしまっているのは申し訳ない。

    もう一度言うが、これはクラブではなくて学校内の敷地で行われているパーティーだからね!

  • ちなみに通路はこんな感じだ。

  • 当然学校敷地内で飲酒や喫煙は禁止されており、万が一の事件に備えて警察官が必ずフラタニティの入り口で待機している。にも拘らずパーティー内では平気で未成年の学生たちが酒を飲んでいるし、バルコニーに出ると踊り疲れた学生たちはタバコをふかしている。警察からは黙認状態なのだ。まるで新神戸駅で山口組組長到着を見守る兵庫県警だな!
  • ちなみに酒の勢いで「ウェーイ!!!」と友達の女の子のところに行ったら、丁度フラタニティの男がその子に電話番号を聞いている最中で、「おい、お前リストバンドはどこだ?」と威圧感たっぷりに聞かれた。「え、あ、あれ?破れてなくなっちゃったかな?」とシラを切ると、「お前誰の紹介でここに入った?」と尋問を受ける。この時同じくリストバンドがないアメリカ人の友達がそそくさと逃げるのを尻目で追いながら、「アンドリュー・ティペットだよ!」とテキトーに知ってる友達の名前を自信満々に答えたら相手の威圧感がふっと消え「あんま問題起こすなよ」と言い残してどこかに消えていった。怖っ!
  • で、これ気になったのはまあアーカンソーという土地柄なんだろうが、パーティーに参加しているのはほとんど白人だ。東アジア人は僕と、同じ団体で行ったベトナム人の女の子しかいなかった。実はもうひとりアルゼンチン人の留学生がリストバンドがなかったんだけど、そいつは白人だったからか問題なく入れてたのは意味がわからなかった。
  • フラタニティにいる連中はブラザーフッドという帰属意識のためかすごく傲慢で、先に書いたような部外者には威圧的な態度を取ってくる。なんとなく感じていたのはドナルド・トランプのような排他性で、こんな組織がアメリカの大学では伝統的に続いているのは気持ちが悪いと思った。あ、でも慶応のヤリサーとかも顔審査とかやってるしね、どこの国もバカな若者がやることは同じか。
  • で、これを象徴するかのように、こんな服を着た女の子たちをパーティーで見つけました。こんな層が支持者なのね…。(写真は許可を取って撮影)

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*1:ちなみに「チョップス」というのはラムダ・キー・アルファの愛称 Lambda Chi Alpha - Wikipedia, the free encyclopedia