仁義なき政治

 森友学園問題で賑やかなこの頃ですが、鴻池祥肇参議院による記者会見全文が面白すぎてゾクゾクしました。

どうしても会いたいということで、3年前の4月、私が委員会に出ているときに、委員会ちょっと失礼して、5分だけ、質問も何もしていない一議員でしたから、会館事務所に戻って、会いました。夫婦で来ていたように思います。籠池さんと奥さんと。で、そのときに、財務省か大蔵省かなんやようわからんけど、お願いの義があるような風なことをちらっと聞いた。同時に、紙に入ったものを「これでお願いします!」という、オバハンのほうが。一瞬で金だとわかりましたよ。だから、それをとって「無礼者!」と言ったんだ。「男の面、銭ではたく、政治家の面、銭で叩くような、そんなん教育者と違う、帰れ!」といって、わたしは委員会室に戻りました。ただ、それが金であったか、コンニャクであったか、天ぷらか、カマボコか、ういろうか知らん。確かめてへんから。だから、まっ、あれは「コンニャクでした」と言われれば、そうかな、と思わざるをえないな。しかし、現実として私が手に持って投げ返したんだから。 

 

だから、今回の件は「野党がんばれ」や、俺は。学校作らせたらいかん。あそこの学校の要綱見たら、「日本人としての礼節を尊び、愛国心をはぐくむ教育」。生意気言うなと。25年も30年もやった政治家に、それもいわば、男らしい生き方をしてきた政治家によ。それやから貧乏してきてるわけよ、俺は。それにカネで動かそうという根性が気に食わん。全然、俺の方が言わないやん。文句あったら現れたらいいんだよ。いつでもどうぞ。もういっぺん蹴っ飛ばしたる。

 

カネ貸してくれか、買うとか、安くしてくれとか、そんな話じゃないですかね。僕はきらいやから、そんな話は、耳貸さないけど。それしかあらへんやん。オバハン、泣いて出しよったよ、それを。うぉーと泣いて出しおった。気持ち悪いやろう。

 

まあ、そういう政治家がおるといういことを覚えておいてや。命に代えても、正しいもんは正しい。酒ぐせとなんとかぐせは悪いけど。すぐ喧嘩するけど。命賭けるときは賭けるで。ちっちゃなことでも。男の生き様っていうのは、ちゃんとあんねん。俺にはな。それだけや。

 

 この記者会見内容の賛否は置いといてですね、まるで『仁義なき戦い』か『グッド・フェローズ』を観ているかのような臨場感で、読んでてニヤニヤが止まりませんでしたよ!やたらと「男らしさ」を誇りに思ってるのも如何にもって感じですね。映画だったら内田朝雄が演じてるよ!

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 しかしまあ、あんだけ安倍晋三やら自民党に尻尾を振ってきたのに見事なまでに切り捨てられて、籠池理事長の愛国心とは一体何だったのだろうか…。

 

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