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アメリカで飲酒は辛いよ

 アメリカで留学生活を送っていると驚くカルチャーギャップの一つに飲酒運転がある。田舎ということもあるのだろうが、このアーカンソー州ジョーンズボロの地では飲酒運転は当たり前になっている。公共交通機関もタクシーも発達していないので、皆バーへ行ったりパーティに参加するときは自分で運転して行くし、酒を飲んで自分で帰る。

 

 じゃあ歩いていけばいいじゃないかと思うかもしれないが、パブリック・イントクシケイトという法律があり、公共の場で酩酊状態になることは法律で禁止されているのだ。つまり、酔っ払ってるから運転を避けたとはいえ、ベロベロに道を歩いているところを警察に見つかると捕まってしまう。学校近くのバーで一杯飲んだサウジアラビアの学生が歩いて寮まで帰ったところ、キャンパスポリスに捕まって牢屋に入れられた話を聞いた。酒を飲んで運転すると捕まるし、かといって歩いて帰っても捕まる。だから皆より酔ってることがバレない車で運転して帰る。結果飲酒運転が増える。こんなバカな法律はない。

 

 面白いのは、酔っ払ってる友達が運転して帰ろうとすると、シラフの友達は必ずその後をみっちり隙間なくつけて帰る。普通に考えたら、酔っ払ってる友達を先導して帰った方がいいのではないのか?聞いたところ、酔ってる友達の車の後ろをつけて運転するのは、パトカーがその飲酒運転の車を検挙しないようにするための工夫だそうだ。また一ついらぬ知恵が増えた。

 

酒が語るアメリカ裏面史

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