https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00e/060/261000c
怪獣映画の花形はもちろん怪獣ですが、その怪獣に命を与えるのがスーツアクターであり、初代『ゴジラ』からゴジラを担当していた中島春雄はその参加者でありました。中島春雄は12作品でゴジラを演じましたが、シリアスなものからコミカルなものまで、顔を見せずに豊かな動きの表現力で様々なゴジラ像を演じ分けました。ゴジラ作品のみならず数多くの東宝特撮映画に出演して数々の名怪獣を世に送り出してきました。
現代の怪獣映画はすっかりCG中心となりましたが、モーションキャプチャー技術が好んで持ち入れられているのも中島春雄の着ぐるみDNAがきっと流れているからでしょうし、これからも脈々と続いていく日があまりません。