今日ブルックリンのブッシュウィックという場所に行ったら、駅前でたまたまこんなデモが起きていた。
何かと思ったら、ブルックリンのジェントリフィケーション、つまり高級化に対する抗議デモだった。おお、タイムリー、だって実は僕も引越し先を探しにブッシュウィックに寄ったから。(実はまだ友達のアパートに仮住まい状態)僕もデモに参加してやろうかと思ったよ!
ブルックリンでアパートを探してて思うのは、どこもかしこもまあ高い!ネットで検索しても月10万円は超える物件ばかりでクラクラする。と言っても東京周辺も高いし大都市はどこだってそうなのだけれど、ブルックリンの場合は高級化が進んで問題になっている。
ブルックリンは元々移民が多く住む下町的な場所だった。家賃も安く日雇い労働者などが住んでいたが、安い家賃に惹きつけられてアーティスト達も住み始めた。そうすると自然とギャラリーやカフェが出来て若者が集まり始め、いずれブティックやレストランなどが出来て高級化が進んで家賃が急騰し、結果元々長く住んでいた地元住民が追い出されてしまったというわけ。
今日のデモでも話者が「この地域に30年以上住んでいるやつは手を上げてくれ!」と挙手を促すと、何人かが怒りの声をあげながら手を上げていた。「ブルックリンは売り物じゃない!」と書かれたプラカードやチラシも印象的だった。
ちなみに僕がアーカンソーで住んでいたアパートは月約4万。ジョーンズボロでは一番高い学生アパートの一つだったが、その文脈でNYに住む知り合いに話そうとしたら「うわあ、やっぱり安いなぁ!」と先手を打たれたので、口を紡ぐしかなかったよね…。