映画を一人で観て哀しくなるのか?

 今映画ファンの間で大炎上しているこちらの記事を読みましたよ。

 多くの映画ファンの例に漏れず映画館には基本的に一人で通っている身としては確かにくっだらねー記事だとは思いましたが、最近社会人になってから色んな物事の裏には色んな苦労があること*1を知るようになりましてですね、こちらの記事を書いた本人もまさかここまで反響を及ぼすとは思ってなかったでしょうし、今頃どっかでエゴサしながら落ち込んでるんだろうなぁと妄想すると可哀想なので、改めて僕が批判することは止めておくことにしました。

 

 ただし、一点だけ気になったところがありまして、以下引用します。

 とはいえ、「ひとりで映画を観たりもしたいけど、ちょっとハードルが高い」というアナタ、そうなんです、ひとりで映画館に入るのは、とても勇気がいるんです。(中略) 

 

ただやっぱり、カップルや集団でやってきた人たちに「あの人さ、ひとりで観にきているんだね、えらいよね(=かわいそう)」とかなんとか話のネタにされているかも・・・と、ついつい思ったりします。

 こういう風に我々映画ファンは、一人で映画館に行くことに対して我々が何かしらの負い目や劣等感を抱いているとよく思われがちなんですけど、実際には全くの逆です。

 

 例えば今日なんかもですね、僕は一人で劇場で座っていたところに隣に5人組くらいの学生グループが入ってきて「っるせーな、静かにしてろや!」なんて予告編すら始まってない時から心狭いことを思ったり、映画終わった後に誰かが「いやぁ、この映画微妙だったわー」なんて仲間内でワイワイ話してるのを聞いてしまった暁には「ッバーカ、テメーらにこの映画の何がわかるってんだよ!」なんて脳内でぶん殴ったりして*2基本的に赤の他人に対しては超上から目線で見下しています

 

 これはむしろ映画ファンがと言うより、僕の性格がよろしく無いだけですが、本当は仲間同士で楽しそうに観ているのが羨ましいことの裏返しかもしれません。って、劣等感を抱いてるじゃねーか!

 

 

*1:だからと言ってもちろんポンコツだから許されるという話では無い。

*2:逆もまた然りで「この映画面白かったねぇ」とか場内が明るくなっても泣いている人とかには「うんうん、分かる、分かるわぁ」と脳内で超ハグしています。