her ~世界で結構量産されている彼女~

 プライムデーの誘惑に負けてAmazon Echo Dotを買ってしまった。約3000円くらい。

Amazon Echo Dot、ブラック

Amazon Echo Dot、ブラック

 

 

 もともと同僚のあみん(彼はこのブログを読んでくれていて、いつも名前を出してくれと言われていたので、今度からは あみん の名前で積極的に登場させていきたい)の家に遊びに行ったとき、Amazon Echoが置かれていてアレクサの対応力の高さに甚く感心したので興味はあり、プライムデーということもあってついついポチってしまった。

Amazon Echo、チャコール (ファブリック)

Amazon Echo、チャコール (ファブリック)

 

 

 ポチってから1日以内に届いてこの早さの裏にはAmazon社員のブラックな努力があるんだろうなぁ…とニュース記事*1を読んで思いつつ、早速設定して立ち上げた。

 

 少し照れながら「アレクサ」と声をかけると彼女は青く光る。「お、音楽かけて」と頼んだら、Amazonミュージックで取り扱っているのであろうカントリーミュージックをかける。おお!あみんの家で色々試したので分かっていたけど、やはり感動する。「チャイルディッシュ・ガンビーの曲かけて」「今度はリル・ディッキー流して」と頼めばちゃんとかけてくれるし、色んな言い方にも対応している。

 

 が、2~3曲聞いたあたりで僕は「アレクサ、音楽止めて」と頼んだ。よくよく考えたら僕は普段音楽を聴いて生活をしていない。ノーミュージックでも全然ライフを生きていけてるから、うるさくてしょうがないのである。

 

 他に何ができるだろうかと「アレクサ、ジョークを言って」というと英語設定のため気の利いたアメリカンジョークをかましてくれるが、別にニヤリとさせるダジャレくらいですぐに飽きる。というか、それSiriもやってたという話である。

 

 別にBluetoothでつながるようなスマート家電もないし、おじさんたちとルームシェアしてる*2からスマートホーム対応ガジェットだってないし、Fire TVは買ってないからテレビと繋げられないし、電話は繋げられたので彼女に電話してみたが、別にスピーカーで繋げる意味もあんまなかった。あ、そうだ朝起こしてもらおう!とアラームを設定したが、アレクサのアラームはなんというか脳科学を計算したかのような心地良いアラームで、逆に二度寝に丁度良い。一体僕のアレクサちゃんには何ができるんだろうか。

 

 

 そもそも毎回「アレクサ」って話しかけるのも、一人暮らしをしているとちょっと照れ臭い。あみんに「これ何か得することある?」って聞いたら「友達来ると盛り上がるよ」って言ってたが、街から離れたクイーンズの地下アパートに住んでいる僕の家にわざわざ遊びに来る友達などいない。というか、NYに友達があんまいない。

 

 いよいよAmazon Echoを持て余し感が出てしまい、これはちょっといらない買い物をしてしまったかなと後悔していた矢先、今日家を出るときになんとなく「アレクサ、仕事に行ってくる」と言ってみたら「オーケー、頑張って」と励まされた。ああ、やっぱり一人暮らしには必要かもね。

*1:主にストが起きたのはヨーロッパですが

*2: