今度の流行は仕切り直し型フランチャイズ

 今日も予告編ネタで恐縮ですが(忙しくてブログネタが思いつかない時によく使う手です)、『ゴーストバスターズ』の新作が公開されるということです。

 

 今度の『ゴーストバスターズ』は2016年のリブート版『ゴーストバスターズ』を無視した、1984年版と1989年版と同一の世界線上にある新作となります。過去作を無視した続編ということでは、ちょっと前までは『スーパーマン・リターンズ』(『スーパーマンIII:電子の要塞』意向を無視した『II』の続編)が有名で、最近では『ターミネーター:再起動/ジェネシス』(『ターミネーター3』意向を無視した『2』の続編)*1や『ハロウィン』(『ハロウィンII』意向を無視した1978版『ハロウィン』の直接の続編)がありましたし、今では『エイリアン』シリーズも『3』以降を無視した続編が作られていると聞きます。散々続編やリブートなどをやり尽くしたハリウッドの次の矛先になりそうな流行は「失敗した(と一般に思われている)作品の正統な続編」という企画になりそうです。

 

 ですが。個人的には『ゴーストバスターズ』(2016)*2はその年のベストテンに選出したほどの傑作と信じてやみませんし、まるで黒歴史のように扱われるのだけは勘弁して欲しいところであります。2020年の『ゴーストバスターズ』の監督は旧作の監督アイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンを起用して、こちらこそが正統な継承者ですよと言わんばかりなのがちょっと憎たらしいほどです。これから『ゴーストバスターズ』(2020)のニュースが近づいてくるたびに「あの失敗作の2016年版」みたいな枕詞がついてきそうなので、声高に主張しておきます。

 

女性版『ゴーストバスターズ』は超最高!!

 

 

*1:さらに現在ジェームズ・キャメロン総指揮のもともう一回『II』以降を無視した『ターミネーター』の新作が企画中

*2:

taiyaki.hatenadiary.com 

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