驚いたときの第一声

  昨日の『水曜日のダウンタウン』の検証企画「日本生活が長い外国人でもめちゃくちゃ驚いた時の第一声は母国語説」が面白かった。『水曜日のダウンタウン』名物・恐怖の「空けたら人がいる系ドッキリ」に腰を抜かすタレント達にゲラゲラ笑わせてもらったが、ジローラモ、カイヤ、アイク、デーブ・スペクター、ボビー・オロゴンら世界各国から来た外国人タレントは全員日本語で驚いていたのは興味深かった。

 

 自分の場合を考えてみると、先週末部屋から出ると共用キッチンの廊下で走るネズミを見かけて「Shit!!!」と思わず叫んだ。いつも英語と日本語をチャンポンにする人嫌い*1なんて言っておきながら特大ブーメランになっていて恥ずかしいが、そういや僕は普段から驚くときはShit!だのFuck!だのを使っている気がする。とっさに出てくるという事は、もう脳にそういう風にプログラミングされてしまったのだろう。

 

 なので理由とかは正直自分でも分からないが、多分俗にいう罵り言葉(Cuss Word)は無意識のうちに出やすいのだろう*2。『水ダウ』ではカイヤの口からオー・マイ・ゴッドが出ることを期待していたが、アメリカ人的には(あとカイヤの性格的にも)本来はShitやFuckが出てくると思う。ジローラモが驚いた時の第一声は「死ねー!」だった。これはまあ、日本人的にもおかしいので特例なのだけど、罵り言葉というニュアンスとしては近い。

 

 ちなみに前にも書いたが、ファックは名詞にも動詞にも形容詞にもなって素晴らしい単語だと思うが、罵り言葉は世界中にあって近所の中国語(草、他妈的)にも韓国語にも(씨발)あるのに、日本語はどう頑張って罵ってもクソしかないのは不思議でしょうがない。言語学的に罵り言葉の変遷について詳しい方がいたら理由を教えてください。

正しいFUCKの使い方-学校では教えてくれない、取扱注意のFuck、Shit、Damn、Hellを使った99フレーズ (TWJ books)

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*1: 

 

*2:でも、そしたらいよいよ他のタレント達が日本語で驚いているのは謎が深まるばかり…