印象操作

 吉田松陰松下村塾を観に行ったけど、小ささにビックリ。

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 10畳くらいの間に幕末の志士たちが勉学に励んで明治維新に多大な影響を与えたわけですが、それにしても狭い!ドラマなんかでは広い講義室でみんな授業を受けている印象だったのに…。吉田松陰も29歳の若さで亡くなっていて、家族からはあんたと一つしか違わないのに、と謎の責められ方をされる次第である。現状プータローだからなお耳が痛い。

 

 しかし!騙されてはいけない。今の日本人と幕末の日本人はだいぶ異なっていて、例えば江戸時代の平均身長は僅か155cmである。チビである。こんな連中には10畳くらいの間で十分ではないか。江戸時代の平均寿命だって調べたら30〜40歳とのこと。そんな短命だったら、20代くらいには何か成し遂げてるのはむしろ普通だな!*1

 

 なんでこういった印象操作が行われるかというと、やはり大河ドラマや時代劇の影響が大きいに違いない。これから時代物は高身長イケメン俳優や貫禄のある渋い役者ではなく、身長160cm未満で20代のの俳優たちを10畳の間に閉じ込めて撮影を行って欲しいものである。それがリアリティってもんだ!

吉田松陰一日一言

吉田松陰一日一言

 

 

 

*1:なお、江戸時代の人々の平均寿命が30〜40歳なのは、実際に彼らが短命だったからではなく、新生児の死亡率が高かった事によるが、そんな都合の悪いことは高校物理における空気抵抗や風や摩擦と同じく考えないものとする。