アメリカのシネコンは店長を日本に派遣しろ!

 ツイッターにも書きましたが、本日『ドクター・スリープ』をタイムズスクエアのAMCシアターに見に言った時の話なんですが……、あ、ツイッターにも今度書きますが、『ドクター・スリープ』自体は『シャイニング』をリスペクトしつつ、ファンサービスに止まらないで新しいこともちゃんとやってて良かったです。映画そのものはとても良かったのですが…。

 

 日本は映画が始まる前にCMが延々流れることが批判されがちですが、アメリカの劇場も大概酷く、20〜25分ほど新作映画の予告が恐ろしいほど長く流れるんですよ。なので、僕はいつも映画の開始時間の15分遅れで入るのが習慣づいているのですが、今日入って見たら予告編が流れていると言うのに場内の電気が明るいままでした。でも誰もクレームを入れそうにないので急いでスタッフを探しに行って「もうすぐ上映が始まるのに電気ついてますよ!」と伝えたら「すぐに上に行きます」と言われて安心して席に戻ったんです。特に僕は遅れて入ってる分かなり急いでスタッフを探しに行ってたのはご想像いただけるかと思いますが、ワーナーのロゴが見えたと言うのに一向に電気が消える気配はありません。

 

 『ドクター・スリープ』は当然ホラーなので暗いシーンが続きます。それなのに劇場が明るいままで全く雰囲気が台無しどころか、そもそも何が起きているのかまるで見えません。「流石にまた文句を言いに行こうかな〜でも大事なシーン見逃したくないしな〜」なんて逡巡していたところ、ようやく電気が消えました。しかし冒頭5分はゆうに過ぎていたと思います。

 

 それだけで収まったら良かったものの、電気が点いている間小さな生き物が僕を見ていることに気がつきました。そう、僕は奴を知っている。

 

ネズミです。

※憎きネズミとの闘いを記録した記事はこちら 

taiyaki.hatenadiary.com

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 我が家でネズミが淘汰されてから暫くぶりの邂逅でしたので、ギャッと飛び跳ねてしまいました。 『ドクター・スリープ』の怖いシーンがまだ流れてもいないのに。そのままネズミは逃げて行きましたが、上映中触られないようにずっと足を上げて見ていました。オーバールック・ホテルよかよっぼど怖い。

 

 ちなみにタイムズスクエアのAMCはベッドバグ(南京虫)が発生してニュースになったこともあり、今度はネズミとあればこの劇場の衛生面が心配でなりません(実際、各階のトイレも超汚いですし)。仕事に関わっていない限りあまりアメリカでは面と向かってクレームを入れたことがなかった(だって怖いし)のですが、一映画ファンとして流石にこれは改善してもらわないと思い、上映が終わったらチケット売り場に行ってマネージャーを呼んでもらいました。

 

マネージャー「どうされました?」

Taiyaki「えっと、『ドクター・スリープ』を25番スクリーンで鑑賞していたんですけど、ネズミを見かけました」

マネージャー「ああ、そうですか〜。う〜ん…。次回タダ券になるチケットをお渡しする以外こちらでできる事がないですね…

Taiyaki「(はあ、こいつ何言ってんだ??)あ、いや、別に問題にしようと言うわけではなくてですね、単純にネズミがいますよ、と言うことを知らせたかったんですけど

マネージャー「ええ、分かってます、知らせてくれてありがとうございます〜。とりあえず、こちら次回鑑賞がタダになるチケットなので、是非お使いください〜」

 

 と、チケットだけ渡してマネージャーはどこかへ行ってしまいました。どこのスクリーンにネズミが出たかなんて一切メモもしてません。目の前のクレームを言う客を対処することが優先で、根本的な問題を解決しようと言う気がない!タダ券は使わせてもらうけどな!

 

 日本とアメリカ、それぞれに優れた所やそうでない所があるので単純な比較はできませんが、諸々のサービスのクオリティに関しては日本の方が圧倒的に優れていると言わざるを得ません。とりあえず、AMCは全店舗のマネージャーをTOHOシネマズとか109に派遣して研修に行かせるべきです。日本の劇場でネズミなんか出たら即営業停止だよ!