『SUPERBAD-ASS』未公開シーン集〜2019年編〜

 そろそろ今年も残すところあと4日くらいって中々衝撃的ですが、色々と総括してきたいと思います。当ブログは毎日更新を心がけているものの、ぶっちゃけ毎日ネタを思いついて記事にするのは大変です。書いては消して、書いては消しての繰り返しで、はてなブログの下書きフォルダには未使用の記事が溜まっています。そうした没記事をピックアップする記事を2月にやりました*1が、今日も年末の大掃除ということで今年世に出ることのなかった面白そうな記事を下書きフォルダから拾い上げて供養したいと思います。

 

・ディズニーのサイケデリックな映像特集

 『ダンボ』を今年久方ぶりに見返して、ダンボがお酒を誤飲して悪夢を見る所謂「ピンクの象」のシーンを見てぶったまげたんですね。ダンボの表情と幻覚的なアニメーションを見れば一目瞭然ですが、明らかにこのシーンのダンボは酔っているのではなくドラッグがキマった表情をしているのです。

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 『ダンボ』に限らず、『ファンタジア』や『不思議の国のアリス』『くまのプーさん』など、初期のディズニー作品には60年代のアメリカンニューシネマに負けないドラッグ的表現が多数見受けられ、そうした映像をまとめて見ようと思っていて、更になんとかディズニーのアニメーターたちがサイケデリックやドラッグ文化に影響を受けた証拠を掴もうとしたのですが、全然参考文献が見当たらず断念したのでありました。いつか必ず・・・!

 

・『キングダムハーツIII』と邦画演出

 14年ぶりに出た待望のシリーズ最新作『キングダムハーツIII』が期待値とは裏腹にガッカリな出来で、その理由を考えたところ膨大なムービーシーンが邦画的な棒立ち演出が多いことに起因しているのではないか、と考察しました。これは『キングダムハーツIII』に先立って予習で全シリーズを再プレイして見て気付いたのですが、ムービーシーンでどんなに緊迫した状況でもソラと敵はとにかく棒立ち状態で会話していて、以前指摘した実写版『BLEACH』などに見られる邦画の棒立ち会話演出*2と酷似していました。特に『III』は終盤の真XIII機関との戦いのシーンで3人のボスが同時に攻めてくるのですが、一人倒すたびにムービーで急に突っ立って会話を始めるので驚愕でした。最近プレイした『2K20』などの洋ゲーのムービーシーンはハリウッド流の会話シーン演出が取られているので、偏に日本圏内における映像業界の演出力の問題なのかもしれません。

 

藤井健太郎VSクロちゃんの歴史

 「モンスターハウス」に感銘を受けたのと、藤井健太郎が演出したプロレス興行でもクロちゃんが弄られていたので、藤井健太郎がクロちゃんを使い始めるようになった歴史を年表形式でまとめていたのですが、中には特番など現在では視聴が困難で確認する術がない番組もあったのでひとまず保留にしました。最近は『水曜日のダウンタウン』を追えていませんが、今年もクロちゃんを起用したブラックな企画が盛り上がっていたようで、いずれこちらも見てみて年表を完成させたいと思います。

 

・ 2018年各映画雑誌のベストテン

 これは以前ジオシティーズ時代にやっていた企画で、今年は毎月買っている映画秘宝の他に紀伊国屋書店NY店でキネマ旬報映画芸術のベストテン号も手に入れたので各映画雑誌のベストテンをまとめて見ようと思ったのですが、10位どころか30位くらいまでまとめようとした所、あまりにも膨大で時間がかかってしまったので旬を過ぎてしまいお蔵入りとなりました。来年こそチャレンジして見ようかしら。

 

・初恋相手が大統領候補!?/『Long Shot』★★☆
・ミュータントは辛いよ/『X-MEN: ダーク・フェニックス』★☆☆
・『SUPERBAD』の子供たち/『Booksmart』★★★と『Good Boys』★★★
・テクノロジーはファンタジー/『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』★★☆
ビートルズ不敬罪に処す/『イエスタデイ』★☆☆
・昔々、ハリウッドで…/『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』★★★

 筆を起こす気力はあったのにまとめきれなくて断念した映画の感想シリーズ。それぞれ簡単にまとめると、

・『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』は政治劇とラブコメをまとめた手腕や保守批判だけに止まらず、属性だけで非難するリベラル勢の危うさを描いているのがとても良かったです。

・『X-MEN:ダークフェニックス』は長い歴史を誇るシリーズのあまりにも尻すぼみな完結編を見届けて困り果てました。

・『Booksmart』と『Goodboys』は僕のオールタイムベストの『スーパーバッド/道程ウォーズ』をそれぞれ女子高生版とプリティーン版に換骨奪胎し単なるオマージュに終わらない出来でいたく感激したので、そのことをまとめて書こうとしました。ちなみに『Goodboys』のプロデューサーは『スーパーバッド』のセス・ローゲンエヴァン・ゴールドバーグなので、本当に『スーパーバッド』の子どもみたいな映画です。

・『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』劇中に登場するホログラム装置があまりにも万能過ぎてSFとしての許容範囲を超えてしまったので、リアリティライン設定の難しさについて書こうとしました。

・『イエスタデイ』はビートルズオマージュに見せかけといてあまりにも上っ面でムカついたので、その不敬っぷりを指摘しようとしました。

・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』タランティーノが描く60年代の楽しさ、しかし同時にノスタルジーに浸ることの危うさを描いた傑作だと思ったので、そのことについて書こうとしました。

 

 来年は初心に戻って映画感想記事を増やしたいですね……。

 

反知性主義が生み出した狂気、創造博物館へ行ってきた!

  2017年にアーカンソーからNYへ引っ越した際に寄った、ケンタッキー州キリスト教団体が運営している科学博物館があまりにもトチ狂ってたので面白おかしく紹介しようと思ったらダラダラしている内に2年の歳月が経ってしまったどころかまだ書ききれてない……。しかし、この狂気っぷりは是非とも世に広めていきたいので、来年こそは書き上げたい。

 

・『新世紀エヴァンゲリオン』炎上騒ぎ

 海外でも人気のある日本が誇る名作アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が遂に今年Netflixで国際配信となりましたが、日本以外では権利上の問題からED曲が「Fly Me To The Moon」が使えず綾波レイのテーマ曲「Rei I」に差し替えられてたり、字幕翻訳でカヲルくんのシンジくんへの好意を示す名セリフ「好きってことさ」が過去配給版の「It means, I love you」から「It means, I like you」に差し替えられてたり、様々な事が重なり海外ファンから大炎上していたのでそのことについて書こうとしました。

 

・所信表明
・僕に罪を負わせたこいつらは一生許さない。

 あからさまに何かに怒っていて、中身を読み返すと相当ヤバかったですが、今はもう束縛から離れて完全にストレスフリーな身ですので、万事OK!ナガティブは年越させないようにこの場で成仏させましょう、南無阿弥陀仏。ブログはたまに闇を吐き出す場にもなってしまうので、注意していかなければならない。

 

 来年以降もやりたいですが、あまり下書きに溜めておくのはよろしくないので、来年はもっと減らしていけるように努力します。どうせ書くの辞めて下書きに入れた代わりに「今日は休みます」みたいな怠惰な更新に変わるんだから。

 

2020年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: 単行本