【ニワカNBAファン便り#5】『CoD』実況中にNBAシーズン中断を知ったNBA選手

 トム・ハンクス新型コロナウイルス感染と同等に中々にショッキングなニュースなのですが、本日ユタ・ジャズVSオクラホマシティ・サンダー試合開始直前、体調不良を訴えていたジャズの選手であるルディ・ゴベアが新型コロナ・ウイルスの検査を行ったところ、陽性だったことが発覚し試合はティップオフ目前に中止。その後、事態を受けてNBAは今シーズンの中断を発表しました。

 

 ジャズといえば僕の愛するラプターズが一昨日試合をしたばかりで、しかもゴベアがラプターズのOG・アヌノビーと取っ組み合いになりかけたり、そうでなくてもNBA接触の多いスポーツなので、僕の大好きなラプターズのチームも感染していないかが心配でなりません。*1ジャズが使用していたチャーター機は渡辺雄太選手が所属しているメンフィス・グリズリーズや、オーランド・マジックの選手も運んでいたようですし。

 

 さらにですね、昨日練習後の記者会見で、ゴベアが「コロナウイルスなんて怖くないぜ!」と言わんばかりに、会見場のマイクやレコーダーを触りまくるパフォーマンスをしてチョケたんですけど、これが感染の原因だったかどうかは置いておいてかなり軽率な行動ではありました。だって、仮にこの時潜伏中だったら自分でウイルス広めてる訳ですし。

 

 あと、今シーズンで引退を発表しているアトランタ・ホークス在籍43歳の大ベテランヴィンス・カーター(元ラプターズ)が試合中にNBAの決断を知り、急遽ニックスとのOTで試合に出場し3Pシュートを見事沈めたんですけども、最近Netflixでカーターのドキュメンタリーを見たこともあって、これが唐突にキャリア最後のプレーになるかと思うと切なくなったりもしたんですけども!

 

 

 色々とNBAコロナウイルスショックがある中で、僕が取り上げたいのはデビン・ブッカーがNBA今シーズン中断を知ったタイミングであります。ブッカーはフェニックス・サンズの期待の若手エースで、この間もオールスターゲームに出場したばかりなのですが、実はブッカーはTwitchでゲーム実況者をやっているんですね。

 

 そして今日試合がなかったブッカーは、プロゲーマーのマシュー・ハーグ(Nadeshot)と一緒に『コール オブ デューティー ウォーゾーン』をTwitch上で配信している最中にNBAシーズン中断のニュースを知って驚愕するんですが、その様子が不謹慎ながらおかしくて思わず笑ってしまいました。

※以下やり取りの訳

Nadeshot:(コメントを知って)これはクレイジーだな。NBAが中断だってよ。デビン、俺の口から知ることになって申し訳ないが。

ブッカーああ、マジでそうなったらヤバいよな。起こりうる。

Nadeshot:いや、違うんだ、もう発表されたんだ。

ブッカー……嘘だろ?発表されたって?見せて(部屋にいる友達がで便にスマホを見せる)

Nadeshot:(笑)マジヤバいよな!視聴者コメントによるとシーズンが終わったんだってよ。

ブッカーワット・ザ・ファック!!???......兄弟......兄弟......(しばらく絶句)一体何が起きてるんだ?

Nadeshot:この戦争を続けようぜ(淡々とゲームする)

以下省略

 その後ひたすら唖然とするブッカーを置いておいて仲間たちがゲームを普通に進めるのも笑えますし、かくいうブッカーもショックを受けている割にはゲームもこなしているのも可笑しいんですが、まさかこんな形でNBAの重大決定を知るとは思いもよらなかったでしょう。

 

 というか、僕がまず驚いたのはですね、NBA選手たるものゲームのない日もひたすら練習に励んでいたり、マンバメンタリティ*2を持ってワークアウトやトレーニングをするものだと思っていたのですが、普通にゲーム実況しているとは意外でした。なんというか、神のような存在から卑近な存在に感じられて好感が持てました。まあ、考えてみればまだ23歳なのでそりゃゲームもするわな……。

 

 何はともあれ、NBAにハマったばかりのシーズンでいきなり中断は超ショッキングなので、リーグが何かしらの対応策を考えてくれること、また選手たちの無事を祈ってます。最後に、名誉を保つためにデビン・ブッカーのスーパープレイ集を置いておきます。

www.youtube.com

 

 

*1:また、その後予定されていたニューオリンズペリカンズ対サクラメント・キングスの試合も、審判の一人がジャズ対ラプターズの試合をジャッジしていたという理由で中止になりました。

*2: