フリーランサーは地獄なり!

 日本に帰ってからというもの、NYでの会社勤めが中々ブラックでトキシックでトラウマティックでした*1ので、暫くはフリーランサーとして食って行こうと決めました。んで、今は皆さんが知るように『ザ・ルーム』を配給しておりますが、配給は悲しいことに手元に残るお金は本当に雀の涙よりも少ないもので、しかも映画の上映が終わらないと興行収入も入って来ないので、何かしら仕事をしないといけません。

 

 で、アメリカで色々と仕事をしていたツテで、通訳者としての仕事を結構引き受けて、割りも良かったのでこれで暫く食っていけるじゃん、ガハハ、と思っていたら、このコロナウイルスショックで全てふっ飛びました。コロナウイルスは『ザ・ルーム』の興行成績にも影響を与えているのは言うまでもありません。

 

 アメリカでフリーランスでカメラマンでやっている友達も同じ状況だそうで、特にアメリカは緊急事態宣言も発令されてしまい、本当に全ての仕事が飛んでしまい、収入が消えてしまいテンテコ舞いだそうです。フリーランサーは天災や疫病などの緊急事態に非常に弱いんですね……。

 

 この時、私は会社員であることの意義に愚かにも初めて気づいたのですが、それは会社が忙しかろうと暇だろうと、ある程度の社会的生活を保証されていると言うことだったんですね。う、羨ましい……!

 

 とはいえ、今は会社員やる気はさらさらないんですけどね。隷従から得られる安寧なんてファックオフだ、そんなもんは!

 

*1:僕は非常に性格がよろしくないので、前の会社がこのコロナショックで大変なのを想像するとグッスリ眠れてしょうがない。