『マンダロリアン』S2を見始めた。

 ようやく『マンダロリアン』シーズン2に着手しました。『マンダロリアン』は『スター・ウォーズ』世界の広げ方が非常に上手いスピンオフですけども、今回は冒頭からグラフィティアートが登場してテンションが少し上がりました。というのも、今まで『反乱者たち』などでは『SW』世界の芸術模様が語れられたことがありましたけども、実写ではこれが初めてで、実写だからこそより解像度の高い情報として新鮮味を覚えました。市民の生活や文化がこういうところから見えてきます。

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 この冒頭のちょっとした背景ですらこういう繊細な描写があるので、前編に関しては言わずもがなで、例えばシリーズでも手垢がつくくらい登場したタトゥイーンだって、我々が知らないモス・ペルゴという新しい町を出し、王道な西部劇風の演出を取り入れていて、まだ見知らぬ『SW』世界に興奮を覚えます。詳しい感想はシリーズを完走してからにしますが、1話目からしてニマニマが止まらず、新しい楽しみが増えて嬉しいです。

 

 なお、S2E1(=E9)は初めて製作総指揮のジョン・ファヴローがメガホンをとっていますけど、まんま『アイアンマン』と同じシーンがあってこれまたニマニマしました。E10はやけにコミカルな作風だなぁ、と思っていたらペイトン・リードで、先シーズンのタイカ・ワイティティといい、同じディズンー傘下のマーベルとの繋がりが見え隠れします。そのディズニーの大親分、ボブ・アイガーの自伝を今読んでいて、悔しいけどこれがなかなか面白く、結局僕はディズニーの掌の上でコロコロ転がされているんだなぁ、とオタクの悲しい性に我ながら呆れました。