止められない喪失の予感

 お陰様でここ最近忙しそうにしていた仕事は終わりました。日本に帰ってきてフリーランスジョブを始めて、初めて大きめな仕事だったんですけど、色々面白いと思ったことがあったので今度また改めて書きたいと思います。仕事自体が終わったのは昨日だったのですが、体に疲れが残っているので今日も軽めの更新ですみません。

 

 それにしてもですよ!今日はNBAのトレードデッドラインでして、NBAではシーズン中もトレードがガンガン行われるのですが、今日が今季のシーズン中トレードの締め切り日でした。毎年、この時期になるとビッグトレードの噂が流れ、ファンはソワソワするわけですけども、我がトロント・ラプターズは兼ねてからカイル・ラウリーとノーマン・パウエルがトレードされるのではないかと報道されていました。

 

 カイル・ラウリーは今年で9年めのベテランで、カナダに優勝をもたらしただけではなく、ラプターズそのものを変えたラプターズの魂で、ノーマン・パウエルも5年間ラプターズ一筋で近年活躍が目覚ましく、特に今年はキャリア・ハイの成績を残していました。どちらも大好きな選手でしたし、ラプターズの球団社長マサイ・ウジリは勝利のためには冷血なトレードも辞さないことで有名だったので、トレードされたら嫌だなぁ、と思っていたら、ラウリーは残留が決まったものの、パウエルはポートランド・トレイルブレイザーズに放出されていました。

 

 これだけでも大きな悲しみだったのですが、驚異的な3P率を誇るマット・トーマスや、ドラフト外から頑張ってルーキー・オブ・ザ・イヤーまで獲得したテレンス・デイビスJRも、他球団とそれも未来のドラフト指名権と交換されてしまいました。今日は1日中「One Last Kiss」が木霊しておりますが、あれは「別れ」の歌として本当に素晴らしく機能しているなぁ、と妙にしっくりきたのでありました。

 

 ラプターズのことはロスターの隅々まで言えるくらい愛しておりますので、もちろんこれからやってくるギャリー・トレントJrとロドニー・フッドも歓迎する心算はできておりますが、僕が好きでしょうがなかった2018-2019や2019-2020のチームがどんどん解体されて行くのはやはり悲しいものですね。ラプターズの未来に栄光あれ。