『トップガン:マーベリック』の偉大さ、しかし抱く違和感。

 アカデミー賞音響賞受賞記念、そして嫁さんが観たいというので、『トップガン:マーベリック』をIMAXレーザーで観に行きました。公開から1年弱経ち、その間にChatGPTやAIアートが急速に広がって、インターネットも世界も目まぐるしく変わり、人の手による創作物の価値が大きく揺さぶられる中、冒頭でマーベリック(トム・クルーズ)が発する「だが、今日じゃ無い」とセリフが公開当時とは全く異なる角度で心に響きました。


 こういっちゃなんですが、ディズニーが作る数々のIP映画はAIが近いうちに作っても驚かないですが、トム・クルーズが文字通り命をかけて作っている映画はやっぱりAIには作れないと思いますよ。なお、上映前には『ミッション:インポッシブル デッド・レコニング』の特別メイキング映像が流れたんですけど、劇中に登場する予定の超危険なバイクスタントに挑む理由をトムが「小さな子供の時からやりたかったし(I wanna do it since I was a little kid.)」と語っていて、アホの子過ぎて思わず笑ってしまいました。*1

 

 で、コロナ禍から観客を劇場に呼び戻した『トップガン:マーベリック』の偉大さはひとまずおいておいて、僕は公開当時からずっとこの作品のストーリーに違和感を抱いていました。もう公開時から時間が経っているので遠慮なく書きますが、それは「濃縮ウランプラントがある」という理由で、勝手に他国にミサイルを打ち込むアメリカ海軍の大義名分を正当化していることです。公開から1年も経てば気にならなくなるかと思えば、むしろ再見したことでより大きいものとして飲み込みづらくなりました。

 

 これが同じくトムの『ミッション:インポッシブル』シリーズなら、「またトムが危険なスタントをやっている!」とニコニコ満面な笑みで劇場を後にしたはずです。何故なら『M:I』シリーズはあくまでも秘密工作を主とするスパイ物だし、シリーズを通してのリアリティラインも低いので、「我々一般人が知らぬ間に世界のどこかで起きている作戦(あるいはファンタジー)」として許容しやすいからです。

 

 が、『トップガン:マーベリック』とその前作が描いているのは、実在する海軍航空隊をモデルにした物語で、しかも米国海軍の全面協力を得て、トム・クルーズのこだわりを持って限りなくリアルに描写されています。現在進行形で活動している実在の海軍をリアルに描いた映画で、戦争行為の賞賛は気まずいものがあります。

 

 例えばですが、クライマックスで米軍は巡航ミサイルを飛ばしてまず敵国の滑走路を空爆し、マーベリックたちは仲間を「死なせない」為に敵のパイロットを殺します。敵国のパイロットは全て顔が見えないようにフルフェイスの黒いヘルメットをかぶっているのが、この暴力性を隠そうとする製作陣の意図すら感じます。人命にツッコまなくても、仮にもマーベリックは敵国のF-14機を盗んで帰還している訳で、マーベリックが劇中で起こしてきた数々のやらかしよりも、このクライマックスの方がよっぽど国際問題としては大きい事態に思えます。

 

 もちろん、僕は普段ハリウッド映画やアクション映画を見るときに、いちいち「主人公だって人を殺している!」なんてつまらないケチはつけません。ですが、『トップガン』シリーズに引っかかってしまうのは、やはり実在の軍隊をリアルに描く事に拘っているからこそ、どうしたってパトリオティックになってしまいますし、現実世界の国際情勢が鑑賞中に脳裏をよぎってしまうのです。

 

 我々は中国とインドの兵士が国境で銃器も使わず、石を投げ合って死人が出て国際ニュースになるレベルの現実世界に住んでいます。また中国を例に挙げるのはあれですが、台湾統一を至上命題に思っている中国は常々戦闘機を台湾海上に飛ばしていますが、間違っても武力行使を行うことは(今のところ)しません。それがどれだけ大きい国際問題を引き起こすか分かっているからであり、よっぽどの勝算と覚悟がない限り行いません。*2そういう世界を生きている中で、いくらフィクションとはいえ、あれだけ大きな武力衝突の後で「めでたしめでたし!」で終わるのはちょっと想像がつきません。例えば、報復や新たな戦争の引き金となる可能性だって十分あります。

 

 ですが、ここまで書いておいてあれですが、実際は僕が知らないだけなのかもしれません。本当はアメリカは勝手に他国にミサイルや戦闘機を飛ばしていたり、敵国の基地や工場を破壊しまくっているのかもしれません。あまり陰謀論っぽい言い方はしたくないですが、それがニュースで報じられない可能性だってあるかもしれません。仮にそうだったとしても、やっぱり身勝手な大義名分でロシアがウクライナを攻め込んでいる時代に『トップガン:マーベリック』を気持ち良くは見れないんなぁ、と改めて思ってしまいました。

 

 しかし、『トップガン:マーベリック』はそれでも世界的な賞賛をもって受け入れられているのも注目に値するものがあります。アカデミー賞のオープニングでもジミー・キンメルは「皆んな『トップガン:マーベリック』が大好きです」とハッキリ言いましたし、割とアメリカに対して批判的な意見を持つアメリカ人の友人すら「面白かった」と言っていました。僕がセンシティブすぎるだけなのでしょうか。まあ、マーベリックも言ってましたしね、「考えるな!」って。

 

 

*1:もちろん、そのあとは「何よりも観客を喜ばせたい」という観客ファーストなトムの素敵な言葉が続きますが。

*2:もちろん、今の習近平政権はそれをやりかねない恐ろしさがありますが。

政治はお前らのオモチャじゃねーんだよ!

 風刺コントを作っている身としてあらぬことだとは思いますが、今日NHK党が「政治家女子48党」に名前を変えた事を知って頭を抱えました。

 

 まあ、正確に言うと国政政党のNHK党が政治家女子48党に代わり、政治団体としてのNHK党は残るらしいですが、いやもうそんな事はどうでもいいですよ。「立花隆志は天才だ!」と騒ぎ立てる層が一定数いるのも本当にどうかしていると思います。党首は元々『週刊こどもニュース』に出演していた大津綾香だと言いますが、そんな少女が大人になってNHKを潰すとか戯言を述べているんだから、池上彰は今どう言う心境なんだろう。

 

 憂鬱な気持ちになって色々と調べていると、こちらの動画が出てきてさらに頭痛が大きくなりました。いや、本当、風刺コントのチャンネル主として、こういう時事ネタはちゃんと追わないとダメだろと痛感しました。

 

 もうね、右派が左派が、とかじゃないんですよ。バカが政治やってるんですよ。何が腹立たしいかって、女性の政治家躍進って大義名分を掲げているのに、女性を消費しているAKBグループをパロディにして華やかさと話題性だけで売って出ているところですよ。正直、立花隆志のアホな策略のために踊らされている大津綾香氏も可哀想ですよ!

 

 このブログを読んでいる人や風刺コント動画を見ている人は僕がいかにリベラル寄りか分かるかと思いますが、NHK党とか参政党とか*1より自民党公明党の方がよっぽどマシでいい政治団体だと思いますよ。反知性主義があまりにも蔓延り過ぎている。政治はお前らのオモチャじゃねーんだよ!

 

 

*1:NHK党と参政党がTwitter上でやりあってるの見た時はこの世の終わりだと思いました。

新作コント『強盗団黒幕「ルフィ」逮捕』公開中!

 昨日・一昨日はオスカー関連のの更新を優先しましたが、実は春の新作コント第2弾を『スケッチブック』で公開していました!

 

 今回の題材は巷を騒がせている「ルフィ」事件です。あと、もう一つ別に『ワンピース』ファンや映画ファンをざわつかせているあるニュースも取り入れています。このコントの出演オファーをキャスト(知人)の1人にしたときに「く、くだらねぇ!」と笑っていましたが、本当にただ「ルフィ」が取り調べを受けているコントを撮ってみたかっただけなんですね。でも出オチだとつまらないので、もうひと捻り加えました。

 

 ただ、自分自身『ワンピース』は魚人島で脱落しましたし、漫画も読まなくなって久しいのでルフィがいいそうなことを台本に書くのに苦労しました。ましてや園児宅もなかったのですが、ルフィ役のオファーを悉く断られたので仕方なく自分で演じました。1テイクごとにスタッフに「どう?似てる…?」と聞くくらい不安にやっていたので、最初の頃の映像素材は酷すぎて見れたもんじゃありません。コントになっているのは恥ずかしさも吹っ切れてもうやり切るしかないと覚悟した男の演技です。

 

 このコント、結構自分では気に入っているのですが、残念なことにどのSNSでも成績はイマイチです。「ルフィ」事件自体がもう、旬が過ぎてしまったかもしれません。時事ネタや風刺コントを扱うのは鮮度を保つのが難しいですね…。あと僕はサムネイル作りやタイトル付、チャンネルのブランディングが絶望的に下手なので、どなたかマーケティング方面を手伝ってくれる方を絶賛募集しております。

 

 さあ、春の新作コント三連発、最終回は今週日曜日3/19 17:00公開予定なので、楽しみにしていてくださいね!

▲こちら、動画出した直後に設定していたサムネ。結構好きだったんですけど、クリック率が悪かったので現在のものに差し替えました。あんまり変わってないけど…。

 

 

 

第95回アカデミー賞実況まとめ

 今年もアカデミー賞を生放送で観れました。考えたら僕は2012年から10年以上毎年オスカーを生放送で観てるって、これ凄くないですか?え?仕事しろって?うるせぇ!

▲現状確認できる、アカデミー賞に関する最古のツイート。この頃は放送が2月でしたねぇ

 

 僕にとってアカデミー賞って紅白とかスーパーボウルとか、一番組として楽しむのが好きなんですね。それもあって毎年実況ツイートしておりまして、今年も自分の実況をまとめながら賞を振り返っていきましょう。自分で言うのもなんですが、ツイートしながら観ているので、英訳が間違っていたり誤字脱字が多かったりしますので、悪しからず!

 

オープニング

 

冒頭のモノローグはこちらで観れます。

 

これ、もうちょっとわかりやすく書くと、「ハリウッドのトップ10はリメイクやフランチャイズばかり。ハリウッドはネタ切れだと言われてますが、かわいそうなことにスピルバーグだって自分についての映画を撮るしかなかったんです」と言ってました。

 

爆笑したんだけど、この辺WOWOWの同通はどうやって訳してたんだろう?

 

これ、会場からも「oh...」って声が漏れてましたね。その後「公開されただけいいでしょ!だって『バットガール』は史上初めて経理部に倒されたスーパーヒーロー映画なんだから!」って続けてました。

 

 ちょっと時間なくて訳せなかったんですけど、そのあと「巷ではジェームズ・キャメロンは監督賞にノミネートされなかったから来なかったと言われているんですが、そりゃ『アバター』を撮った監督を監督賞にノミネートしないなんて、アカデミーは彼をなんだと思ってるんですかね?女性?」と女性監督が監督賞にノミネートされない性の不平等を強烈にネタにしてまた会場から「oh...」と声が漏れました。女性陣は歓声をあげていましたが。

 

このへんのジョークはこちらに詳しく書かれています。

 

 

長編アニメーション賞

 

助演女優賞助演男優賞

これ本当に泣きかけた…。今年1番の感動が冒頭に来ちゃった。

 

 ジャンルムービーの女王がオスカーを手にするのもすごく良かったですね。スピーチの内容も良かったなぁ。

 

 

長編ドキュメンタリー賞&短編実写賞

観てない映画ばかりが並ぶ、毎年気まずくなる時間帯。

 

撮影賞

僕がずっと「ブ〜ブーブ〜」と言っているのはブーイングではなく、『西部戦線異常なし』のテーマ曲です。

 

 

ヘアメイク賞

 

衣装デザイン賞

この時、ジミーが「ジョナ・ヒルの母親」と紹介したんだけど、『ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~』からの引用らしい。

これ、テレビで見てたらキレがないように見えたんですけど、後で見返したらそんなことなかったですね…。大変失礼しました!

 

まあ、あと映画はシャッタースピード上げたりしているし余計にキレがあるように見えちゃうよね…。と思って、今映画版見返したら、やっぱりキレが一味違うよ!

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国際長編映画

そうそう、録音部が「環境音録ります!」って叫ぶと現場は動いちゃいけないんだよ。

 

短編ドキュメンタリー賞&短編アニメーション賞

でも振り返ってみたら、結局『フェイブルマンズ』は1本も獲れなかったんだよな…。解せぬ。

このあと続いたチャーリー・マックシーも一言目が「ソーリー」で笑ったな。

 

プロダクション・デザイン賞&作曲賞

『逆転のトライアングル』も賞1個も獲れなかったけど、むしろあれはアカデミー賞なんか獲らない方が誇らしい!

美術(プロダクション・デザイナー)は図面書いたりしてセットをデザインする人で、装飾(セット・デコレーション)はプロダクション・デザイナーが設計した世界観を再現するために飾り付けを行う人です。(であってるはず…!)

 

視覚効果賞

この『コカイン・ベアー』周りのギャグ全部面白かったので、観れてないのが悔しいですね。

もちろん、TGIフライデーと掛け合わせたジョークです。

これ、なんのこっちゃ分からなかったんですけど、ハリー・スタイルズ(全く違いました、すみません)がクリス・パインヴェネチア国際映画祭で『ドント・ウォーリー・ダーリン』のプレミア中に唾を吐いた、という疑惑があって*1、それをジョークにしたものだったんですね。いずれにせよマララは完璧な解答。

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中断

これはタイミング良すぎて笑っちゃたな。

 

脚本賞&脚色賞

 

音響賞&歌曲賞

これ、『グリース』で共演したオリビア・ニュートン・ジョンが亡くなったことに泣いていたんですね。知りませんでした。

 

編集賞

ドラッグネタ好きだね!

 

監督賞&主演男優賞&主演女優賞&作品賞

今年は主要部門を一気に発表しました。

これはジョージ・サントス氏のことで、サントス氏は現在経歴詐称で窮地に立たされている。

『ザ・ホエール』はみてないですけど、フレイザーが受賞して本当に良かったですね。

一番大事な「『私に似ている』少年少女たちへ」が抜けていました

例年ショーが長すぎる!と批判がある一方で、昨年みたいに大事な賞をCMの間で発表して批判されることを避けるため全部門発表したので、今年は結構早いペースで進行した模様。まあ、毎年これくらいでいいよ!来年も楽しみだな。

 

 

*1:もっと詳細に書くなら、映画を監督したオリヴィア・ワイルドハリー・スタイルズは付き合っていて、その間にクリス・パインが座っていたからでは?と言われています。真偽は不明であり、そもsも唾を吐かれたことをクリス・パインは否定している。

第95回アカデミー賞

 つい先ほど今年のアカデミー賞最優秀作品賞候補を10本全て観終わりました。今日は朝に『アラビアンナイト/三千年の願い』(オスカー候補ではないです)、昼に『逆転のトライアングル』、夜に『TAR/ター』(VPNで鑑賞)と久しぶりに1日に3本映画を見た挙句、どれもトンデモなく頭を使う映画だったのでヘトヘトに疲れました。

 

 ということで、毎年恒例オスカーで応援している作品達です。当ブログは一種のスポーツとしてアカデミー賞の放送を楽しんでいるので、予想じゃなくて、あくまで応援している作品達ですからね。アカデミー賞を撮ってほしい映画・人は赤字、観てない映画・人は灰色になります。



作品賞

西部戦線異状なし』 
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 
『イニシェリン島の精霊』
『エルヴィス』
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 
『フェイブルマンズ』
『TAR/ター』 
トップガン マーヴェリック』 
『逆転のトライアングル』(これも応援)
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』


監督賞

マーティン・マクドナー - 『イニシェリン島の精霊』
ダニエル・クワンダニエル・シャイナート - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
スティーヴン・スピルバーグ - 『フェイブルマンズ』
トッド・フィールド - 『TAR/ター』
リューベン・オストルンド - 『逆転のトライアングル』


主演男優賞

オースティン・バトラー - 『エルヴィス』 : エルヴィス・プレスリー
コリン・ファレル - 『イニシェリン島の精霊』 : パードリック・スィルヤバイン役
ブレンダン・フレイザー - 『ザ・ホエール』 : チャーリー役
ポール・メスカル - 『Aftersun』 : カルム・パターソン役
ビル・ナイ - 『生きる LIVING』 : ミスター・ウィリアムズ役


主演女優賞

ケイト・ブランシェット - 『TAR/ター』 : リディア・ター役
アナ・デ・アルマス - 『ブロンド』 : ノーマ・ジーン・モーテンセン/マリリン・モンロー
アンドレア・ライズボロー - 『To Leslie』 : レスリー・ローランズ役
ミシェル・ウィリアムズ - 『フェイブルマンズ』 : ミッツ・シールド=フェイブルマン役
ミシェール・ヨー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 : エヴリン・ワン役


助演男優賞

ブレンダン・グリーソン - 『イニシェリン島の精霊』 : コルム・ドハティ役
ブライアン・タイリー・ヘンリー - 『その道の向こうに』 : ジェームズ・オーコイン役
ジャド・ハーシュ - 『フェイブルマンズ』 : ボリス・シルドクラウト役
バリー・コーガン - 『イニシェリン島の精霊』 : ドミニク・カーニー役
キー・ホイ・クァン - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 : ウェイモンド・ワン役

 

助演女優賞

アンジェラ・バセット - 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 : ラモンダ役
ホン・チャウ - 『ザ・ホエール』 : リズ役
ケリー・コンドン - 『イニシェリン島の精霊』 : シボーン・スィーリアバイン役
ジェイミー・リー・カーティス - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 : ディアドレ・ボーバードレ役
ステファニー・スー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 : ジョイ・ワン/ジョブ・トゥパキ役

 

脚本賞

『イニシェリン島の精霊』 - マーティン・マクドナー
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 - ダニエル・クワンダニエル・シャイナート
『フェイブルマンズ』 - スティーヴン・スピルバーグトニー・クシュナー
『TAR/ター』 - トッド・フィールド
『逆転のトライアングル』 - リューベン・オストルンド

 

脚色賞

西部戦線異状なし』 - エドワード・ベルガー
『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 - ライアン・ジョンソン
『生きる LIVING』 - カズオ・イシグロ
トップガン マーヴェリック』 - アーレン・クルーガーエリック・ウォーレン・シンガークリストファー・マッカリー 
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 - サラ・ポーリー


長編アニメ映画賞

ギレルモ・デル・トロピノッキオ』
『マルセル 靴をはいた小さな貝』
長ぐつをはいたネコと9つの命』 
『ジェイコブと海の怪物』
『私ときどきレッサーパンダ』 


国際長編映画

西部戦線異状なし』 - エドワード・ベルガー監督
『アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜』 - サンティアゴ・ミトレ監督
『CLOSE/クロース』- ルーカス・ドン監督
『EO イーオー』 - イエジー・スコリモフスキ監督
『The Quiet Girl』 - コルム・バイレッド監督

※1本しか見ておらず応援も何もないので選びません。

 

長編ドキュメンタリー映画

『All That Breathes 』 - シャウナック・セン、アマン・マン、テディ・ライファー
『All the Beauty and the Bloodshed』 - ローラ・ポイトラス、ハワード・ジェルトレル、ジョン・ライアンズ、ナン・ゴールディン、ヨニ・ゴリホフ
『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』 - サラ・ドサ、シェーン・ボリス、アイナ・フィッチマン
『A House Made of Splinters』 - サイモン・レレン・ウィルモント、モニカ・ヘルストレーム
『ナワリヌイ』 - ダニエル・ロアー、オデッサ・レイ、ダイアン・ベッカー、メラニー・ミラー、シェイン・ボリス


短編ドキュメンタリー映画

『エレファント・ウィスパラー: 聖なる象との絆』 - カルティキ・ゴンサルヴェス、グニート・モーンガー
『Haulout』 - エフゲニア・アルブガエヴァ、マクシム・アルブガエフ
『How Do You Measure a Year?』 - ジェイ・ローゼンブラット
『マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発-』 - アン・アルベルグ、ベス・レヴィゾン
『Stranger at the Gate』 - ジョシュア・セフテル、コナル・ジョーンズ

今年はついにドキュメンタリー類は1本も観ませんでしたね…。

 

短編映画賞

『An Irish Goodbye』 - トム・バークレー、ロス・ホワイト
『Ivalu』 - アンダース・ウォルターレベッカ・プルザン
『無垢の瞳』 - アリーチェ・ロルヴァケルアルフォンソ・キュアロン
『真冬のトラム運転手』 - エイリク・トヴェイテン、ゴーテ・リド・ラーセン
『The Red Suitcase』 - サイラス・ネシュヴァド

 

短編アニメ映画賞

『ぼく モグラ キツネ 馬』 - チャーリー・マケシ、マシュー・フロイト
『The Flying Sailor』 - ウェンディ・ティルビー、アマンダ・フォービス
『Ice Merchants』 - ジョアン・ゴンザレス、ブルーノ・カエターノ
『My Year of Dicks』 - サラ・グンナルスドッティル、パメラ・リボン
『An Ostrich Told Me the World Is Fake and I Think I Believe It』 - ラックラン・ペンドラゴン

短編系も全部観てません。サーセン…。

 

作曲賞

西部戦線異状なし』 - フォルカー・バーテルマ
『バビロン』 - ジャスティン・ハーウィッツ
『イニシェリン島の精霊』 - カーター・バーウェル
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 - サン・ラックス
『フェイブルマンズ』 - ジョン・ウィリアムズ

 

歌曲賞

「Applause」 - 『私たちの声』 - 作詞・作曲: ダイアン・ウォーレン
「Hold My Hand」 - 『トップガン マーヴェリック』 - 作詞・作曲: レディー・ガガ、BloodPop
「Lift Me Up」 - 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 - 作詞: Tems、ライアン・クーグラー、作曲: Tems、リアーナ、ライアン・クーグラー、ルドウィグ・ゴランソン
「Naatu Naatu」 - 『RRR』 - 作詞: チャンドラボース、作曲: M・M・キーラヴァーニ
「This Is a Life」 - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 - 作詞: ライアン・ロット、デヴィッド・バーン、作曲: ライアン・ロット、デヴィッド・バーン、Mitski

 

音響賞

西部戦線異状なし』 - ヴィクトル・プラシル、フランク・クルーゼ、マーカス・シュテムラー、ラース・ギンツェル、ステファン・コルテ
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 - ジュリアン・ハワース、グウェンドリン・イェーツ・ホイットル、ディック・バーンスタイン、クリストファー・ボイズ、ゲイリー・サマーズ、マイケル・ヘッジス
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 - スチュアート・ウィルソン、ウィリアム・ファイルズ、ダグラス・マレー、アンディ・ネルソン
『エルヴィス』 - デヴィッド・リー、ウェイン・パッシュリー、アンディ・ネルソン、マイケル・ケラー
トップガン マーヴェリック』 - マーク・ウェインガーテン、ジェームズ・H・マザー、アル・ネルソン、クリス・バードン、マーク・テイラー

 

美術賞

西部戦線異状なし』 - プロダクション・デザイン: クリスチャン・M・ゴールドベック、セット・デコレーション: アーネスティン・ヒッパー
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 - プロダクション・デザイン: ディラン・コール、ベン・プロクター、セット・デコレーション: ヴァネッサ・コール
『バビロン』 - プロダクション・デザイン: フロレンシア・マーティン、セット・デコレーション: アンソニー・カーリーノ
『エルヴィス』 - プロダクション・デザイン: キャサリン・マーティン、カレン・マーフィー、セット・デコレーション: ビヴァリー・ダン
『フェイブルマンズ』 - プロダクション・デザイン: リック・カーター、セット・デコレーション: カレン・A・オハラ

 

撮影賞

西部戦線異状なし』 - ジェームス・フレンド
『バルド、偽りの記録と一握りの真実』 - ダリウス・コンジ
『エルヴィス』 - マンディ・ウォーカー
『エンパイア・オブ・ライト』 - ロジャー・ディーキンス
『TAR/ター』 - フロリアン・ホーフマイスター

ヤヌス・カミンスキーが無視されているのは解せん!

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

西部戦線異状なし』 - ハイケ・メルカー、リンダ・アイゼンハメロヴァー
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 - ナオミ・ドネ、マイク・マリーノ、マイケル・フォンテイン
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 - カミール・フレンド、ジョエル・ハーロウ
『エルヴィス』 - マーク・クーリエ、ジェイソン・ベアード、アルド・シニョレッティ
『ザ・ホエール』 - アドリアン・モロー、ジュディー・チン、アン・マリー・ブラッドリー


衣装デザイン賞

『バビロン』 - メアリー・ゾフレス
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 - ルース・E・カーター
『エルヴィス』 - キャサリン・マーティン
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 - シャーリー・クラタ(こっちも応援してます!)
『ミセス・ハリス、パリへ行く』 - ジェニー・ビーヴァン

アラビアンナイト/三千年の願い』は選ばれてもよかったんじゃない

 

編集賞

『イニシェリン島の精霊』 - ミッケル・E・G・ニルソン
『エルヴィス』 - マット・ヴィラ、ジョナサン・レドモンド
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 - ポール・ロジャース
『TAR/ター』 - モニカ・ヴィッリ
トップガン マーヴェリック』 - エディ・ハミルトン(こっちも応援してます!)

 

視覚効果賞

西部戦線異状なし』 - フランク・ペッツォルト、ヴィクトール・ミュラーマルクス・フランク、カミル・ジャファル
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 - ジョー・レッテリ、リチャード・バネハム、エリック・セインドン、ダニエル・バレット
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 - ダン・レモン、ラッセル・アール、アンダース・ラングランズ、ドミニク・タオイー
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 - ジェフリー・バウマン、クレイグ・ハマック、R・クリストファー・ホワイト、ダン・サディック
トップガン マーヴェリック』 - ライアン・タドぺ、セス・ヒル、ブライアン・リッツォン、スコット・R・フィッシャー

 

 さあ、今年もオスカー楽しみですね!