DPTワクチンは痛いぞ〜!

 先週、アフリカに行くためにワクチン接種をした話を書きましたが、1週間経った本日、諸々の追加接種やら新規接種やらしてきました。この1週間で打ったワクチンは合計7回!陰謀論者の言っている話が本当なら、僕は今頃スーパーヒューマンになっているはずです。

 

 

 

 コロナ禍でのワクチン接種も記憶に新しく、こんだけ注射打っているともう段々慣れてくるものですが、今日は衝撃的なくらい痛い接種を体験しました。DPTワクチン、つまりジフテリア、百日咳、そして破傷風を防ぐ三種混合ワクチンですね。看護婦さんが「DPTは痛いですからね〜」なんて警告してくれて「またまた〜」なんて思っていたら「痛ッッッッッッッッテ!!!!」と思わず口に出してしまうくらい痛かったです。いい大人でも我慢できないレベルの痛みでした。

 

 刺されたことないけど、多分スズメバチに刺されたらこんな感じだろう、と想像できるような痛みでビックリしたんですが、接種記録を見ると幼少期の頃に5回打っていました。今回はブースターとして今後10年持たせるために打ったのですが、僕が子供の頃に注射嫌いだった真相が分かりました。こんだけ痛かったらトラウマにもなるわ!多分10年後、また追加接種が必要になった時、僕は病院で泣き叫んで走り回っているかもしれません。

 

 なお、僕は幼少期にイギリスやアメリカに住んでいたせいか、日本では義務付けられていないワクチンを色々打っていたようで、僕のワクチン接種記録を見てお医者さんが感心していました。親に聞くと、特にカリフォルニア州が厳しくて子供へのワクチン接種を色々義務付けたり推奨していたようです。考えてみると、このコロナ禍で世界中でワクチンへの忌避反応が見られましたが、日本と比べても大分アンチ・ヴァクサーが激しかったアメリカの方が子供へのワクチン接種義務が多いのは意外だと思いました。(だからこそ反動があるのかもしれませんが…)

 

 

 あと、反ワクチン思想に染まらなかった親に感謝ですね。でないと、アフリカに行くって決まったら今頃もっとたくさん未接種のワクチンを打っていたでしょうし、DPTなんか2度3度も打たれていた暁には痛みで僕が反ワクチン思想に染まっていたかも分かりません!いや〜本当に痛かったな〜…。

こんなに働いているのに金が減っていく!

 えー、今月の当ブログは忙しいアピールばかりで申し訳なかったですが、本当に毎日仕事をしているような状況でですね、今年の4月までの暇っぷりは一体何だったのか?という感じで、この不安定感こそがフリーランスとしての生き様です。

 

 これだけ身を粉にして働いたんだから、今月はちょっと口座がパンパンなんじゃないの〜?と思ってウキウキで何気なく銀行のアプリを開いてたまげました。なんと仕事をしていない先月と比べて-30万だったのです。

 

 ど、どういうことじゃ〜!?と思ったんですが、カラクリは至って簡単で、大体の仕事は請求書を出した翌月末にギャラが支払われるのですが、一方で今月は仕事で忙しかった分、自費で立て替えている経費も多かったので、結果的に大赤字になったのです。

 

 いや、まあお金が入ってくるタイミングだけの話なのでなんてことはないのですが、それにしたってこの何となーく損をした感はなんなんでしょうか!元々僕は財布の紐は固い方で無駄遣いもあまりしませんが、「今月はこんだけ働いたし、ちょっとはご褒美してもいいでしょ!」と思って、積極的に友人たちと飲みに行ったり、ちょっと高い機材短絡的に買ってしまったことを悔やみました。まあ、飲みにいくのは楽しくてお金に変えられるものではないですし、機材も個人事業主なら経費として落とせるから別にいいんですけど、それにしたってですよ!

 

 こういう時に、自分がもっと会計の知識があればなぁと思います。なお、先日友人たちと飲みに行った時も、昔は映画の話とかしかしなかったのに段々とやたらと資産形成や保険の話が多くなってきたので、これも大人になった証拠だなぁ…となんだか寂しく思いました。お金の心配をしないで自由に創作活動できるくらい、お金持ちになりたいですな!アラブの石油王に気に入れられたい!

 

 

日本愛が苦しい『クリード/SHINJIDAI』

 最初に注意書きしておくが、この記事は絶賛公開中の『クリード/過去の逆襲』ではなく、日本公開版だけ特別に本編上映後に流れる短編アニメ『クリード SHINJIDAI』についてである。

 

 『クリード/過去の逆襲』はTwitterで感想を漁る限り、前2作と比べると賛否が分かれていると散見されるが、肯定派も否定派もエンドクレジット後のアニメを観てこう思ったに違いない。

 

 

 

 

「我々は一体何を観させられているんだ!?」



 思わず『クロマティ高校』みたいな顔になってしまうくらい気まずい作品で、僕は悪い意味で鑑賞中は鳥肌が立ってしまった。何が気まずいかって、本作は『クリード/過去の逆襲』を主演・監督・プロデュースしたマイケル・B・ジョーダンがアニメと日本文化が大好きだからこそ生まれたアニメであるからだ。日本で好きでいてくれることは日本人として嬉しいが、その熱狂的な愛が日本人だからこそ凄く気まずい。

 

 この感覚は何に近いだろう?と思うと、僕がアーカンソーで留学していた頃に僕に近づいてきた「アニメオタク」のアメリカ人たちだ。ご存知の通り、日本のアニメはK-POPと同じように世界中で知名度と人気を得ており、ど田舎では珍しい日本人の僕に彼らは目を輝かせて話しかけるのだ。

 

「What's up, SENPAI!SENPAIの一番好きなアニメは何?」

「日本の学校では気弱な男がモテて、ラッキースケベにいつも遭遇するのは何故だい?(学園アニメの影響)」

「今日アニメを観ていて新しい言葉を覚えたんだ!(声を低くして)NANI!?」

「俺の宗教は神道だぜ!」

 

 アニメコンテンツが海外でウケていることについて喜ばしく思う人は多いかもしれないが、僕は正直こういう輩に話しかけられるたびに迷惑だった。だって、彼らの「日本好き」って結構アイドル化した日本であり、アニメで得られた知識しかないので表層的で偏っているし、何より一番嫌だったのは日本オタクの彼らは僕が「僕という人間だから」近付きたいのではなくて、僕が「日本人だから」友達になりたいと思っているのだ。そしてまた厄介なのが、彼らは日本という国を凄く愛しているからこそ、こっちが申し訳ない気持ちにさせられるのだ。

 

 このブログで何回か書いたが、「Weeaboo(ウィアブー)」というスラングがある。平たくいうと「日本かぶれ」という意味だが、実態としてはもっと禍々しいというか、アニメや日本文化に熱中するあまり、日本カルチャーが他の文化よりも最も優れたものであると信じ、推しキャラを「Waifu」と呼んだり、なんだもかんでも文章の最後に「desu」をつけたり、イタい言動をする人を「Weeaboo」という。

 

 で、話が長くなってしまったが、『クリード/SHINJIDAI』の何が一番問題かって「Weeabooみ」を感じることだ。製作プロダクションこそ日本のアニメ会社だけれども、マイケル・B・ジョーダンがわざわざ日本語でナレーションしている「SHINJIDAI」とか、ステレオタイプにも程がある三味線を強調した曲とか限りなく表層的な日本文化表現だし、日本人なら誰しもがある程度の恥ずかしさを感じると思うのだけれども、一方で当のMBJが「カッコいい…」と思って作っている*1のが感じられるのがイタくてたまらない。

 

 『クリード/過去の逆襲』もアニメの影響が色濃いは公開前から喧伝されたが、そちらはまだあくまで『ロッキー』や『クリード』シリーズの一編としての体裁を保っており、アニメ的なアクション演出も新鮮な映像表現として受け取ることができた。が、『SHINJIDAI』レベルまでアニメ愛方面に全振りされ、しかも「日本の観客のために作りました!」と言われてしまうと、否定するのも申し訳ない複雑な気持ちになってしまうのだ。そして『SHINJIDAI』の一番の問題点はもう『ロッキー』も一切関係なくなってしまって、「僕は『ロッキー』サーガのの新作を見にきたんだけどなぁ…」という気持ちを最後に改めて強く抱かせてしまったことなんだよな。

 

 ということで、『クリード/過去の逆襲』面白いよ!

 

 

*1:しかもこれ、文化の剽窃感がでているのもちょっと残念…

昇らない陽はない

 昨晩で、というか今朝で今日夜勤仕事最終日になります。フリーランスの良いところは、どんなに嫌な仕事も「いつか終わりが来る」ところですね。余談ですが、映像業界は定時という概念がなく毎回集合時間も解散時間も違うので、こちらが僕が設定しているアラーム一覧になります。

f:id:HKtaiyaki:20230529051333p:imagef:id:HKtaiyaki:20230529051337p:imagef:id:HKtaiyaki:20230529051340p:imagef:id:HKtaiyaki:20230529051343p:image