最高、最高&最高!ちょっとどうかと思うくらい感動してしまった。端的に言ってしまえば、ウルトラポジティブな『インターステラー』。この映画が持つ底抜けた明るさに僕は感動してしまった。
また、フィル・ロードとクリス・ミラーがたどり着いた道筋を考えても泣ける。数々のハイパーテンポな傑作コメディを生み出してきた彼らだったが、『ハン・ソロ』を「創造性の違い」で制作途中で降板。個人的にはそんな凡庸な企画で二人のフィルモグラフィーに泥を塗ってほしくなかったので安心したが、それでもフィルとクリスには忸怩たる思いは当然あっただろう。
そんなフィルとクリスが真っ向からSFに挑み、しかもひと肌もふた肌も剥けて化けた。『LEGOムービー』にも通じるオプティミズムと、『21ジャンプストリート』シリーズでも発揮された持ち前のユーモアセンスが炸裂し、『スパイダーバース』を実写でやるかのようなサイケデリックな映像美も時折見せる。だが、何よりも本作が素晴らしいのは、普遍的な友情物語と、観る人に勇気を与えるような自己肯定感である。映画監督として間違いなくフィルとクリスが次のステージに行った事を実感させる。
最後に、IMAXで鑑賞したのだが、これまたその価値のある作品だった。現在の宇宙での描写がIMAX画角で、過去の地球の描写がシネスコサイズとなる。単に時系列が変化を表すだけでなく、シネスコでは死にゆく地球の閉塞感が出ており、一方でフルサイズだと宇宙の無限の広がりを感じる。まさに劇場ならではの唯一無二の体験だった。

