注1 本記事には『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のネタバレが満遍なく含まれます。今回は漫才で『ダーク・ワールド』のストーリーを再現してみました。
注2 この漫才は中川家をモデルとしており、勝手にソー:剛(ボケ、写真の左)、ロキ:礼二(ツッコミ、写真の右)のイメージで書いてますので、ご了承ください。
注3 漫才のつまらなさにつていは素人なんで許して下さい。方言も所々違うかもしれません。コメント欄でビシバシ指摘していただいて結構です!
ロキ:どうもー!オーディンソン家です!まあ兄弟で!われわれやってますけどもね!
ソー:はい!
ロキ:こっちが兄で僕が弟なんですけれどもね!
ソー:うん!
ロキ:よくえー!言われますけどもね
ソー:そんなことないやろ。立派な弟思いの兄ちゃんや。
ロキ:いや、ホンマにこいつ腹立つんですよ!兄貴のくせにいつも弟の邪魔ばっかしてね。前に僕がNY攻めた時もね、なんかエラい怖い兄ちゃん達ゴロゴロ連れて僕をよってたかってボッコボコにするんですよ。
ソー:それはお前が地球の平和を脅かすからや
ロキ:特にあの緑のプロレスラーにはこれでもかいうくらい叩きつけられましたからね
ソー:あいつはキレたら僕でも止められませんからね
ロキ:ウォー!ゆうてはりましたからね。紙鉄砲か!ゆうくらい叩きつけられましたわ。バシ、バシィ!ゆうて
ソー:(思わず笑う)
ロキ:何を笑とんねん!そんでまあ、こないだ親父に牢屋に閉じ込められたんですけどもね。僕エラい親父に嫌われてるんですけども。
ソー:それはお前が養子やから
ロキ:言わんでええがな!地味に傷つくねん!ホンマに味方してくれるのはオカンだけですわ
ソー:そのオカンはエラい強くてな
ロキ:そう
ソー:こないだ敵に攻められた時も大将と互角に戦ってましたからね。僕の彼女守って
ロキ:流石にびっくりやな。
ソー:けれどやっぱり歳には勝てんかったんやろうな、結局殺されてもうて、コイツはビックリするくらい荒れて
ロキ:言うな、それを!めちゃくちゃ泣ける話やないかい!そもそもお前の彼女のせいやろが!
ソー:いや、それほどでも…
ロキ:褒めてへんがな!
ソー:付き合うて二年になります
ロキ:言わんでええがな!しかしこいつの彼女がまたエラい気が強くて
ソー:そう
ロキ:人の顔を見るなりビンタ食らわしよんねん
ソー:僕なんかこの間二発キツいのくらいましたよ
ロキ:神様相手にホンマ恐ろしい娘や…。まあ、そもそも敵になんで襲われたかと言いますとね、こいつの彼女のジェーンがエーテルゆう敵の大事なエネルギー源を体に取り込みはったからなんですよ
ソー:なんかFFみたいな話になりましたけどもね
ロキ:僕もよう分からんのですけども、とにかくアスガルドがマレキスゆうダークエルフに襲われましてね
ソー:『プロメテウス』か!ってくらい白い体してはりましたけどもね
ロキ:んでオカンを殺されたんでこいつと手を組むことにしたんですけども、親父がまあ頑固で
ソー:ホンマに苦労しましたわ
ロキ:とりあえずこいつと手を組んで親父を騙すことにしたんですわ
ソー: そしたらこいつがエラいはしゃいでな
ロキ: そら久々のシャバや、はしゃぐやろ!
ソー:誰も見てへんのにモノマネ披露するんですよ
ロキ:ええやないか、モノマネくらい! (キャプテン・アメリカのモノマネ)えー、正義の心に燃えております、キャプテン・アメリカです
ソー:(笑いをこらえる)
ロキ:だから 何を笑てんねん!お前がそんなんやからいつまで経っても漫才が進まんのや!そんでまあこいつの友だち何人かに頼って親父を騙して逃げたんですわ。ジェーンも一緒に、敵の乗り物奪って
ソー:パシッ、ブゥーン!
ロキ:なんでお前が運転しとんねん!
ソー:ブゥーン!パキューン!パキューン!
ロキ:危ないて!俺に貸せや!
ソー:ブゥーン!ブゥーン!
ロキ: せやから危ないて!
ソー:うるさいなぁ、ドンッ
ロキ:急に落とすなー!ビックリしたわホンマにもう
ソー:あとはお前が運転してええで
ロキ:最初からそうさせろや!んで秘密の抜け穴抜けて敵の本拠地につくでしょ
ソー: 何もないところやな
ロキ:戦争で荒れたらしいで
ソー:そんで今から敵と戦うわけだけども、ホンマにお前信用してええんか?
ロキ:なんやねん急に。そんなもん当たり前やろ、オカンが殺されてんねんで。
ソー:分かった、お前を今から信用するからな
ロキ:ええからこの手錠はよ外して!
ソー:ガチャ
ロキ:嘘やがな!ザクッ!
ソー:ぎゃーーーー!
ロキ:ははは、アホやなお前も!簡単に俺を信用するとはな!今からジェーンを手土産にマレキスに降伏してくるで!
ソー:ちくしょう、よくも!
ロキ:マレキス!お前が欲しいエーテル連れてきたで!
ソー:ちくしょう!痛てぇ、ちくしょう!
ロキ:俺様にはアスガルドなんかどうでもええんや!とりあえずエーテルの代わりにアスガルドが滅ぶ様を見せろ!
ソー:ちくしょう!ちくしょう!
ロキ:さぁ、マレキス、早くこの俺様を…ちょい、待って。お前いつまでやってんねん!
ソー:なんやねん!
ロキ: なんやねんやあらへんがな!敵に仲間割れしてると思わせといて不意打ち食らわす作戦やろがい!
ソー:せやから今精一杯演技してたやんか
ロキ:くどいねん!パパッと行動せんかい!んでこうしてる間に敵もこちらの策略に気付いて!
ソー:オラぁー!バキッー!ドコー!
ロキ: そうそう、エエ感じ!そんで俺も時にお前の彼女守ったりしてエエカッコ見せたりしてやな
ソー:ウォー!オラぁー!
ロキ:そんでお前を守るために俺は犠牲になるわけや、グサァゆうて
ソー:ああ、ロキィー!ロキィー!ああ…
ロキ:ほな、後のことは、頼むで、グッタリ
ソー:グズん…。ほな、行こか
ロキ:待て待て待て待て!
ソー:あ、死体が喋った
ロキ:ちゃうわ!なんで簡単に置いとくねん!
ソー:死んだもんはしゃあないやろ。俺にどないせえっちゅうねん。
ロキ:基本設定思い出せよ!俺敵やで?養子やで?血の繋がらない弟や!しかも幻術使える。お前を騙そうとしとるかも分からんで。
ソー:騙しとんの?
ロキ:言うわけないやろ!ややこしいわ、もうええわ、続けとけ!
ソー:めんどくさいやっちゃな、そんでまあ俺とジェーンはロンドンで決戦に備えるわけや
ロキ:おお、俺も宇宙から見とったで
ソー:んでなんでかよう分からんけども、次元転送装置ゆうエラい装置使うて戦いに臨むわけや
ロキ:確かに意味は分からんけども、なんかすごそうやな
ソー: そんでついに敵が現れた!
ロキ:ほう!
ソー:あれ、消えた
ロキ:その装置のせいや!
ソー:あれ、ここどこや?
ロキ:お前も巻き込まれとるやないかい!
ソー:すんません、グリニッジ天文台どこですか?(裏声で)ここから三駅乗った所です
ロキ:そんなこと聞くなー!
ソー:プシュウー、ガタンゴトン、ガタンゴトン
ロキ:ほんで普通に乗るなー!アホか!
ソー:そんでそっから色々あったけどマレキスをなんとか倒します 。
ロキ:大分端折ったで。まあ、ええわ、早よ親父のところへ報告しに行ったれ
ソー: お父さん、迷惑かけましたが、今回も地球救ったんで勘弁してください。
ロキ:(オーディンの真似で)偉そうやな!まあ、許したるわ。お前王様になれや。
ソー:いやや
ロキ:なんでや、なったらええがな、王様いうんはエライんやで。
ソー:いや、僕は今の自由気ままに 人を救うんが楽しいんです。王様は死んだロキの方が似合とったと思いますわ。あいつの方が誇りもあるしな。
ロキ:なんや、急に。ええ奴に変わり過ぎてやり辛いやないかい。まあ、そしたら今まで通り自由に暮らしたらええわ。
ソー:ありがとございます、それではほな。
ロキ:…まんまと騙されおったで、本当は俺が感謝せなあかんのやけどな、ハッハッハッハッハッ!
ソー:はよジェーンに会いにいこ
ロキ:せやからちっとは怪しめや!やめさせてもらうわ!
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』日本版予告編 - YouTube