今年も半年が過ぎましたね。特に今年は留学があったりして色々と精神的な問題で1月から5月にかけてちょっと虚無っておりまして、その間は人にもあまり会いたくなかった時期があったりして結構長く感じた5ヶ月でしたが、新しい環境に身を置くと刺激だらけで残り1ヶ月がクイックシルバーのごとく去って行きました。
まあ、とにもかくも例年通り上半期ベストテンを決める時期がやってまいりました。
【特記事項】
【2015年上半期ベストテン】
- 幕が上がる
- マッドマックス 怒りのデス・ロード
- インサイド・ヘッド
- ジュラシック・ワールド
- セッション
- キングスマン
- 22ジャンプストリート(シネマカリテ上映)
- ワイルド・スピード SKY MISSION
- ピッチ・パーフェクト&ピッチ・パーフェクト2
- シェフ 三ツ星フードトラック始めました
なんてこった、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』が上半期にしてランクから漏れた!!この大変な事態だけで今年の豊作っぷりが伺える。むしろ年末ベストの苦悶を考えるともうこの時点で2015年終われとすら思ってしまう嬉しい悲鳴。その『アベンジャーズ AoU』にはジョス・ウェドンの苦労が伝わってきたのだが、制約が厳しいマーベルの下で同じような苦労を『アイアンマン2』で味わったジョン・ファヴローが魂を込めて作った⑩がとんでもない料理に化けたので、ジョス・ウェドンには是非とも私的な作品を作ってもらいたい。
⑥、⑦、⑨はコメディ枠。⑦はシネマカリテさんが上映してくれる前にBDを購入して観ていたが、やはりコメディを一人で寂しく観るのと劇場で観るのとでは全く別の作品と言っていいくらい違いがある。中々輸入されなかった⑨は日本公開のタイミングが合わず、結局これもこっちでBDで観た。相変わらずコメディ不況は大きな問題だと思うが、⑨を上映してくれたのもシネマカリテさんで、大手シネコンに負けない企画や上映をやってくれる劇場は是非とも応援していきたい。⑥も公開タイミングが合わずこっちに来る機内上映で観たけがボンド愛にあふれるスパイコメディの傑作。今年はスパイ映画が流行っているが、同様の作品としては『SPY(日本公開未定)』も面白かった。
ファミリーの定義に違いはあれど、ファミリー愛に満ちた③、⑧には涙を禁じ得なかった。特に③は近年のPIXAR不調を払拭する出来で、11月公開の『The Good Dinosaur』にも遠慮なく期待できる。見事な原点回帰を果たした大怪獣映画の④と「やるぞやるぞやるぞ!」と奮い立たせてくれた⑤のクライマックスには鳥肌が立ちっぱなしだった。
そして今年は何と言っても外せないのが②。オールタイムベスト級という惹句は軽々しく使いたくないが、②には胸を張って使いたい。本来は今年のどの作品を差し置いても1位にしたいし、今年の各雑誌の賞レースはおろか数年後に行われるであろう2010年代ベストテンなどの企画でも必ずやトップレベルに入るだろう。ただし、米国留学をする上での自分の心情と見事にシンクロしたのが①であり、"今年の"ベストを考える上では「でもやるんだよ」精神を体現した①が1位である。去年もこんな感じだったのでつまらないと思うけど、今年の①、②の位置はもうこれで確定です。
【2015年上半期ワースト】
①も②も相変わらずの日本映画のダメダメっぷりを象徴した作品。てか、②の脚本も渡辺雄介だったのだが何故こんなデタラメな脚本がサスペンス映画の脚本として通るのかがわからないし、こんな脚本ばっかり書いてる渡辺雄介が重用されている意味もわからない。町山さん脚本の『進撃の巨人』は結局町山さんの初稿を元に渡辺雄介が書き直したものらしく、不安で仕方がないが今の所確認する術がない。
③と④はシリーズのファンじゃないからですかね。どちらも世界観についていけなくて尺の割にとんでもない疲労感だった…。⑤はジャンプの打ち切り漫画みたいだったのが逆に愛おしい。
【2015年下半期期待映画】
- The Hateful Eight
- The Good Dinosaur
- スペクター
- ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
- アントマン
- Trainwreck
①はひとまず70ミリ版が全米公開でデジタル版上映は来年以降なので、果たして地元で年内に観れるかは不明だ…。⑥のジャド・アパトーの新作が劇場で観れるってのが嬉しくてしょうがない!
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