以前も書きましたが、今更ながら最近『まどマギ』にドハマりましてね。
もう寝ても覚めてもまどマギまどマギって感じで、主題歌の「コネクト」が頭にこびりついて離れない状態ですらあったんですけども、そんなこんなでNetflixで『新編 叛逆の物語』も観ました。面白かったっす。今回も雑記形式で。
※ネタバレあり
- 物語としては『前編』『後編』、というかTVシリーズの時点で綺麗に完結していたのでどういう風に繋げるんだろうと期待と不安でドキドキしていたら、なんと全く同じことを正反対のベクトルで繰り返すんですね!さすが円環の物語。
- 今までの鬱アニメっぷりが嘘だったかのように、朗らかで可愛らしい魔法少女アニメとして始まる冒頭。もちろんこちとらあの『まどマギ』がこんなヌルい萌アニメで終わる訳がないと分かっているので、むしろこの異様な可愛らしさが上昇中のジェットコースターのような不穏感を演出しているのです。
- ただし、どうせこれからとんでもない地獄が待ち構えていると分かっているのに、ナイトメアとの戦闘シーンでは一人一人の変身シーンを長々と見せたり、マジカルバナナでナイトメアを浄化したりするのは正直に言ってタルかったしちょっと見てて恥ずかしかった…。
- ↑ということをTwitterで呟いていたらですね、友人から「ほむらはずっと入院していたから、『友達と力を合わせて何かをすること』のイメージを、病床で観るテレビアニメのパロディという形でしか想像できなかった。だからあの戦闘シーンが寒いのは仕方がない」*1 という解釈もあるという指摘を受けましてね、これには大変感服いたしました。
- 要は『叛逆の物語』の冒頭はキュゥべえに捕らえられた暁美ほむらが見させられている夢(だと僕は解釈している)なのですが、ある意味裏の主人公であるほむらが実現したかった理想郷が描かれているのだとも言えます。そのほむらちゃんの夢は「女の子同士キャッキャしていたい」っていう百合的な願望なんですよ。んで、しかもこれ世界の崩壊が関わってくる終末映画でしょ?本作にすごくよく似ている映画を一つ僕知っているんですよ。
- 『ディス・イズ・ジ・エンド』ではジェームズ・フランコの家でパーティが開かれてハリウッドのセレブ達が集まっているところにたまたま『新約聖書』の言う所の「ヨハネの黙示録」が訪れ、生き残ったセス・ローゲンとその友だち達がバカやって終末を乗り過ごす、という映画です。「明日で世界が終わるとしたら何がしたい?」なんて他愛もない質問がありますが、セス・ローゲンの回答は「野郎同士キャッキャしていたい」なんですね。流石ブロマンス・コメディの牽引者。
- そして『ディス・イズ・ジ・エンド』のネタバレになりますが、最後善行を積んだセス・ローゲンは天に携挙されて天国の住民となるんですけども、これはTV版最終回や『永遠の物語』で因果を引き受けたまどかが神になったプロセスと全く同義と考えて差し支えないのではないでしょうか、いや全く同じはずです。何を言ってるかわからないと思いますが、自分でも何を言ってるのか分かりません。
- そんで夢から醒めたほむらは現実世界に戻ったと思いきや、今度は悪魔となってまたも世界を自分の理想郷に作り変えてしまう。しかしまどかを愛するが故に作り変えた世界であったのに、当のまどかからは拒否られてしまうというのが、『ディス・イズ・ジ・エンド』よりも一歩進んだ面白い捻りだなぁと思いました。一方のセス・ローゲンは『The Interview』でも単にジェームズ・フランコとイチャイチャしてただけですからね。早く大人になれよ!*3
- とにもかくもどハマりした『まどマギ』であったが、これから「まどロス」に陥ると思うと恐ろしい。なんか面白いアニメやドラマあったら教えてください。
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