ついにこの時が来てしまった。2012年にディズニーによるルーカスフィルム買収のニュースを聞いて、僕のフォースを乱され続けたこの3年間。10年前の『シスの復讐』からまさかまた再び『スター・ウォーズ』のために劇場に足を運ぶ日が訪れようとは。*1ちなみに僕にとって『スター・ウォーズ』は映画好きとなる契機の一つだったので、多くの熱狂的な『スター・ウォーズ』ファンと同じくらい並々ならぬ思い入れがあることは言っておかねばならない。
世の大絶賛ムードの中大変言い辛いが、まず最初に結論から書く。僕は『フォースの覚醒』に全然満足できなかった。
▲独り言をひたすらしゃべり続けるおっちゃんがいたりする、素敵な雰囲気のジャマイカの劇場。

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』日本のために作られた予告編!
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*1:『クローン・ウォーズ』『ファントム・メナス3D』は?などと細かいことは言ってはいけない。
*2:すごく違和感のある言い方だなぁ…。
*3:と言っても、もう『トイ・ストーリー4』は公開が決定されている。全くジョン・ラセターは…という愚痴は長くなるのでまた今度にしたい。
*4:『スター・ウォーズ』なのにお祭り的な雰囲気が楽しめなかった、というのは僕が本作にノレなかったことに少なからず影響しているとは思います。せっかくアメリカで観たのに…。
*5:とはいえ、やはり20世紀フォックスのファンファーレが流れない寂しさは看過することはできない
*6:『ファントム・メナス』もデザイン面では叩かれていたが、丸みを帯びたメカデザインが作品を追う毎に段々角ばっていくのは、プリクエルからオリジナルへの時代の変化を視覚的に表す手法として理に適っていた。それが何故今回再び丸くなっていくのだろう…。流行は30年毎に流行るってやつか?
*7:カイロ・レンを未熟な悪役として描きたかった意図はわかる。ただし、前半であれだけ恐ろしく強力なフォースの持ち主として描きながら、マスクを脱いでからの精神的弱さやガキ臭さを吐露していく展開には拍子抜けしてしまった。ハン・ソロの息子だと判明するのもマスクを脱ぐのも早いし。チューバッカからの不意打ちくらいであんなに弱くなるというのも情けなく感じる。キャプテン・ファズマに至ってはスターキラー・ベースのバリアーを解除しただけという間抜けな描き方。女性主人公のレイが思った以上に素晴らしいキャラだったので、この扱いはあまりにも酷い。
*8:BB-8もまた可愛らしいキャラクターではあると思うが、この場面で全く活躍場面が無かったのは残念極まりない。ポー・ダメロンも途中消えてただけだから戻ってきてもカタルシスを感じなかった。あと「スターキラー」を使っちゃうセンスな!
*9:ついでに言っておくと、レイとフィンがミレニアム・ファルコンを見つける下りとハン・ソロとチューバッカがミレニアム・ファルコンを見つける下りもかなり都合よすぎると思う。まあ、初めてファルコン号が姿を現した時は感動したけど…でも愛機を盗まれるって間抜けすぎません?
*10:地味にこれはJJが犯した最大のミスだと思っている。『スター・ウォーズ』は様式美の世界なのでこういうところで外すと本当に萎えてしまうのである。
*11:もちろん、実はあの後コルサントでは帝国軍による暴動の鎮圧が続いて…などというスピンオフ設定を聞きたいのではない。