本日『アーロと少年』のミュージック予告編が公開されました。
……素敵な予告編ですね!
それでは、一旦ここで最近のウォルト・ディズニー・ジャパンの素敵な宣伝戦略を振り返ってみましょう。
- 『ベイマックス』…AIの「Story」を日本版素敵オリジナルエンディング曲に起用、字幕版でも流れるため回避不可能。*1
- 『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』…「愛を知る−全人類に捧ぐ。」という素敵キャッチコピー。前作に続いて芸能人吹き替え問題が炎上しても全く動じない素敵な態度。
- 『インサイド・ヘッド』…ドリカムの書き下ろし主題歌「愛しのライリー」を日本版公式応援素敵ソングに起用する…だけに留まらず、映画館に足を運んだ人が「愛しのライリー」に合わせて本編とは微塵も関係のない一般人家庭の写真を延々と流す素敵な映像を強制的に見させられる。
もうここまで来ると逆に感心するわ!
しかしなぜ今更『ちゅらさん』なのだろうか?『アーロと少年』となんの関わりがあるんだろうか?ああ、アーロと少年が「Best Friends」だからか、なるほどね、あははは!
▲ちなみに日本版ポスターも素敵仕様だ!
真面目な話、本社のディズニーはジョン・ラセターがクリエイティブ部門を統括するようになってから傑作を連発する世界でも最高峰のスタジオになったのに、なんでウォルト・ディズニー・ジャパンは未だにマイケル・アイズナー時代の尾を引くようなことをやってるんだろうか。
ちなみに『アーロと少年』は既にこっちで去年観ましたが、『E.T.』×ビルドゥングスロマン×西部劇といった作品で安心のピクサークオリティで大好きです。当然作品に罪はないので、是非観に行ってください。

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!
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*1:ちなみに字幕版本編ではラストに出るタイトルの『Big Hero 6』すら『Baymax』に変更し、台詞までカット。