※今日の記事は『フォースの覚醒』のネタバレ注意です。
あれだけ否定派じゃなんだと言っておきながら、なんだかんだ4回目の『スター・ウォーズ』を観に行きました。「嫌いなのになんで4回も観るの?」とよく聞かれますが、「だって『スター・ウォーズ』だから」としか答えようがありません。
ただ、過去3回は一人で観に行ってたんですけど、今回は『スター・ウォーズ』ファンのベトナム人の友達(もちろん彼も鑑賞済み)に誘われて見に行きました。『フォースの覚醒』鑑賞直後に感想を言い合うのは何気に初めてなので映画館から帰りの車内は盛り上がりました。
そして、当然「レイの父親は誰だろうか」という話題になったんですけど、その友人が驚愕の説を唱えていました。それは「レイの父親はオビ=ワン説」です。あまりにバカらしくて「絶っっっっっっ対にありえない!!!」と強く否定したのですが、帰ってネットで調べてみると割と有名なファンセオリーみたいで更に驚きました。*1
例えばこの動画であげられてる根拠は、
- 服装が似てる。
- レイが劇中披露するマインド・トリックはそもそもオビ=ワンの得意な技で、その師のクワイ=ガンも使っていた。
- レイがスターキラーベースを詮索するシーンと『新たなる希望』でオビ=ワンがトラクタービームを解除するシーンとの類似性。
- レイがオビ=ワンの家系だとすると、スカイウォーカーの血筋対ケノービ血筋という図式がアナキンとオビワン、カイロ・レンとレイで相対する。
- 『フォースの覚醒』でオビ=ワンの「レイ、踏み出すのだ」という台詞がある。
- レイはアナキンとルークのライトセーバーを引き継ぐため、ルークの娘とする説が一般的だが、そもそもそのライトセーバーもオビ=ワンが長いこと所有していた。
などなど。どれもちょっとこじつけの域を出ず、ファンの妄想だと片付けられそうですが、この説を否定するためにわざわざ一つ一つ検証するまでもありません。なぜならオビ=ワンは童貞だからです。
▲つまり世界で一番かっこいい童貞
『クローンの攻撃』でも描かれていたように、ジェダイの戒律で恋愛は固く禁止されており*2、それがアナキンがダークサイドに転向する一因でもありました。ダース・ベイダーによってジェダイの騎士団は壊滅させられ、オビ=ワンも30年間隠居生活していたとはいえ、アナキンの師匠のオビ=ワンがどっかの女と子どもを作っていたとしたら締まりが悪いじゃないですか。ルークの嫁は誰だ問題と比べてオビ=ワンの嫁は誰だ問題は今更すぎて全く興味が持てませんし。
仮にアナキンのように、レイの肉親は片親だけだったとしましょう。確かに、アナキンも母親のシミがミディ=クロリアンにより処女懐胎したので生物学上の父親が存在しません。とはいうものの、やはりオビ=ワンは男性なので、妊娠する母体がいないのでレイの母親がミディ=クロリアンというのは無理がありすぎます。ただ、今後のスピンオフ映画でオビ=ワンをアーノルド・シュワルツェネッガーが演じるんだったら話は別ですがね!