留学先のあるあるでちょっとステレオタイプだが、日本人の女の子は必ずといっていいくらいインド、ネパール、サウジアラビアの学生からしつこく連絡が来る。Facebookで友達申請が通るなりメッセージが来て、いきなり「君は美しい」「君のボーイフレンドになりたい」とラブコールが始まるし、遠慮なしに電話もかけてくる。日本人のみならず、中国人やベトナム人の女友達に聞いてみたところ皆同じくメッセージが来るそうで、正直鬱陶しそうだった。
今日インドのカシミール地方から来た友達と昼飯を食べたので、どうしてアジア人女性がモテるのか聞いてみた。(ちなみにこの友達はイスラム教徒のくせに豚肉を食うし、捻くれてるところもあって話してて楽しいやつである。)
「それは多分話し方だよね。」
「アジア人の女の子の話し方が可愛いってこと?」
「いや、例えばサウジアラビアの学生の英語の発音ってアメリカ人の女の子にバカにされてるから相手にされないんだ。だから白人相手には元々チャンスがなくて、英語が苦手そうなアジア人留学生なら口説けると思ってるんじゃないかな」
なるほど、アメリカで恋愛したいなら男女の違いだけでなく人種・文化も関わってくるから大変そうだ。特にアラブ・インド系は偏見を強く持たれてしまっているのが辛いだろうな。だからといってアジア人ならイケる!っていうのもどうかと思うが…。
ただ、もう一つ疑問があって、アジア人を口説きたいなら口説くで別に構わないが、気になるのはそのステップだった。普通恋愛したいならまずは友達から初めて徐々に親密になってからデートしたり口説いたりステップがあると思うんだけど、なんでこっちに来てるアラブ・インド系は皆段階飛ばしで口説き文句から始めるんだろうか。
一回笑っちゃったのは、ある日本人の女の子と付き合いたいネパール人がいて、僕にアドバイスを求めてきたの。だから僕は「引かれるだけだからいきなり『好きだ』とか『美しい』とか言っちゃダメだよ」って教えてあげた。そしてら30分後にメッセージが来て「邪魔して申し訳ないが一個だけ質問していい?日本語で"You are beautiful"ってなんて言うの?」…お前それ送る気満々じゃねーか!
ぶっちゃけそういう遠慮のなさがアジア人の女の子たちが一番鬱陶しく思っているところだと思う。これも聞いてみる。
「もしかして、インドで恋愛する時っていきなり口説き文句からするのが普通なの?」
「いや、普通は友達からだよ。まずは距離を縮めないと始まらないよ」
「え!じゃあなんであいつらは皆"You are beautiful"から始めるわけ?」
「さあ…単にバカの集まりなんじゃないの?」
「そっかぁ、バカなのか…」
「「あはははは!!」」
結論:国を隔ててもボンクラはボンクラ。