DCエクステンデッド・ユニバース作品第二弾、『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』を鑑賞。製作はクリストファー・ノーラン、脚本はデビッド・S・ゴイヤー。音楽はハンス・ジマーとジャンキーXLの師弟コンビ。スーパーマン/クラーク・ケントをヘンリー・カヴィル、バットマン/ブルース・ウェインをベン・アフレック、ルイス・レーンをエイミー・アダムス、レックス・ルーサーをジェシー・アイゼンバーグが演じる。監督は『マン・オブ・スティール』に引き続きザック・スナイダー。
※日本でも公開されてるのネタバレ全開で書きます。というか、もういいよね…。
バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。 (シネマトゥデイより引用)
つ、つまんなかった〜。いや断然擁護する気満々で行ったんですよ、僕評判悪い『マン・オブ・スティール』も好きだし、ザック信者だし、Rotten Tomatoesのスコアとか信用しないし。それでも退屈で仕方がなく早く終わらないかな〜なんても思ってしまった。
誤解ないように言っておくと、好きなところも結構ある。『バットマン・ビギンズ』が延々と1時間かけて描いたことをオープニング・シークエンスで済ませたのはスマートだったし、公聴会の爆破シーンはギョッとさせられたし、ハンス・ジマー×ジャンキーXLの音楽はズンドコカッコイイし、『マン・オブ・スティール』で描かれたドラゴンボールZ風ド派手アクションも受け継がれてるし、何よりワンダーウーマンが素晴らしい。
ただやっぱり、前置きが長過ぎるよ〜。続編の良いところってなんの説明もなしにフルスロットルで始められるところじゃん?それなのに今回は1時間半経っても次から次に舞台のセットアップが止まらない。元の素材が多すぎようで、シーケンス編集のつなぎ方もザックリしていて雑だ。しかもアルティメット・バージョンは3時間ほどというから、元は30分もストーリーがあるのか…。*1
『BVS』の予告編が全部増し増し、ってくらい詰め込まれてた印象を受けていたけど、本編にも全く同じことが言える。ディズニー・マーベルが『アイアンマン』から『アベンジャーズ』まで4作品掛けてやってきたことを、こちらはたった1本でやろうというのだから土台無理がある。ワーナーDCの焦りがそれが見事に反映されてしまった形だ。
ジャスティス・リーグの誕生に早速暗雲が立ち込めてしまったが、それでも2点言っておきたい。ワンダーウーマンは素晴らしい(大事なことなんでね!)ってことと、『スーサイド・スクワッド』は絶対に大丈夫だ!ということだ!早くオモチャで遊ぼうぜ!
映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』特別映像【HD】2016年3月25日公開
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