ついに6月1日で日本でも映画『デッドプール』が公開!僕はアメリカで公開日にお先に観に行きましたが、あまりの面白さで二日連続で観に行っちゃったほどでした*1。しかし、『デッドプール』は細かいギャグのつるべ打ちとなっていて、二回見ても拾えないネタが数多くありました。こっちではソフトも発売されて何度か見直し、ネットで調べてより理解したネタもあるので、今回は日本公開を祝し、観る前に知っておくと『デッドプール』がより楽しめるネタを集めてみました。あくまでギャグの元ネタを知ってもらうためにネタバレは回避しましたが、一応自己責任でお願いします。
人物ネタ
ロブ・ライフェルド(Rob L.)
クセのある絵で有名な、原作コミック『デッドプール』の偉大なる原作者。どこかに名前だけ登場。
ライアン・レイノルズ
もちろん、『デッドプール』主演の男。中々作品に恵まれないレイノルズだったが、『デッドプール』は彼が11年間温め続けた念願の企画だった。2010年に一度ピープル誌で「最もセクシーな男」に選ばれたことがある。ちなみにこのタイトルはヒュー・ジャックマンも2008年に獲得したことがある。
ファビアン・ニシエッサ
原作コミック『デッドプール』のもう一人の原作者。どこかに名前だけ登場。
ロージー・オドネル
アメリカのコメディアン。ウェイド・ウィルソン(デッドプール)に言わせるととあるキャラクターの容姿が似ている。
スタン・リー
カメオ大好きお爺さん。数々の名作を生み出す偉大なるマーベルコミック作家。マーベル原作映画といえば彼のカメオだが、果たして…?
コミック/映画ネタ
グリーン・ランタン
マーベルではなく、DCコミックの人気ヒーロー。ライアン・レイノルズは2011年に実写版『グリーン・ランタン』の主演を務めたが、大変な地雷作品であったことで有名。
ウルヴァリン
『X-MEN』シリーズを代表するキャラクター。映画版ではオーストラリア出身のヒュー・ジャックマンが演じている。もちろんデッドプールの格好のネタである。
恵まれし子らの学園
『X-MEN』シリーズに登場する、ミュータントたちが通う学校。一応本作が『X-MEN』と同じ世界観に属することが示されている。
ガンダルフ
『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』に登場する魔法使い。とあるキャラクターの容姿が似ている。
スター・ウォーズ
説明不要のSFシリーズ。セリフの掛け合いで出てくる。
スパイダーマン
放射能に汚染されたのクモに噛まれた、マーベルコミックの大人気ヒーロー。"Go get her tiger"や"Your friendly neighborhood"などのセリフが有名。デッドプールは放射能に汚染された何に噛まれたのか?ちなみに原作コミックではデッドプールはよくスパイダーマンに絡む。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
『X-MEN』シリーズ最初のスピンオフ。こちらでもライアン・レイノルズがデッドプール役で登場するが、口が縫われてしまい大不評を買った。もちろん、今回のデッドプールがネタにしないはずがなかった!
エージェント・スミス
『マトリックス』シリーズに登場する悪役。とある登場人物の容姿が似ている。
『96時間』
とあるシーンでウェイドが「リーアム・ニーソンの悪夢を観た」と言うが、その内容はもろにこの映画シリーズと酷似している。ちなみにこのシーンにかかるサウンドトラックが「リーアム・ニーソンの悪夢」という題名である。
ジェームズ・マカヴォイ、パトリック・ステュアート
どちらも『X-MEN』シリーズでプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアを演じた役者。
『127時間』
ジェームズ・フランコ主演のサバイバル映画。岩と壁の間に右手がはまり抜け出せなくなった男の127時間(実話)を描くが、そのクライマックスの衝撃度で有名。
デアデビル、キャプテン・アメリカ
どちらもマーベルの人気ヒーロー。ウェイドは通り名を考えるが、なかなかいいのが出てこない。
『ブレイド2』
ギルレモ・デル=トロが監督した人気アメコミシリーズ第二弾。ちなみにライアン・レイノルズは『ブレイド3』にも出演している。
フレディ・クルーガー
ホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズに登場する殺人鬼。ウェイドの親友、ウィーゼルにその容姿について独特の台詞回しでからかわれる。
『エイリアン3』
デヴィッド・フィンチャー監督のシリーズ三作目。デッドプールに言わせると、あるキャラクターの容姿がこの作品のリプリーに似ている。ちなみに余談であるが、本作の監督ティム・ミラーはデヴィッド・フィンチャー監督と親交があり、『ドラゴンタトゥーの女』のオープニングクレジット*2はティム・ミラーによるもの。ティム・ミラーが『デッドプール』の参考にした作品は『セヴン』『ファイト・クラブ』である*3という。
『フェリスはある朝突然に』
ジョン・ヒューズの傑作青春映画。スーパー高校生フェリス・ビューラーはデッドプールと同じく第四の壁を破りまくる。
文化ネタ
スターバックスのカップ
オープニングクレジットでカップが登場。アメリカのスターバックスはよく名前を間違えることで有名だが…。
ハローキティ
ご存知世界で有名な日本の超人気マスコット。何故か本作でたびたび登場するが、米『デッドプール』の公式Twitterが唯一フォローしているアカウントはハローキティの公式Twitterアカウントである。
アドベンチャータイム
カートゥン・ネットワークの人気アニメ。よくデッドプールとコラボしたファンアートがネットで描かれている。
ネバーランドとヘヴンズ・ゲート
ミュータントチームX-MENに参加するのが嫌なデッドプールは、X-MENをマイケル・ジャクソンの遊園地とカルト宗教団体ヘヴンズ・ゲートに例えている。
AJAX(エイジャックス)
本作のヴィランはエイジャックスだが、アメリカには同名の洗剤ブランドがある。

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チミチャンガ
アメリカナイズされたメキシコ料理。デッドプールの好物でもある。
音楽ネタ
Angel of the Morning
ジュース・ニュートンのバラード。誰かが流出した『デッドプール』のテストフッテージ*4でも使用されていた。
Shoop
ソルトン・ペッパーの「Shoop」はデッドプールの初単独ミニシリーズが刊行された1993年に発表された。
『怪鳥人間バットマン』のテーマ
TVシリーズのテーマがちょこっとだけ流れる。ちなみにバットマンとロビンネタも出てくるが、よく二人はゲイじゃないかとアメコミオタクには馬鹿にされている。
Wham!
イギリス出身の二人組みミュージシャン。ウェイドは彼らのファンのようであるが、作品にとっても重要な要素に。
デッドプールラップ
ゲーム版『デッドプール』でも披露された、ゲームラッパー集団チームヘッドキックによるラップが好評につき、本作でも映画バージョンとして登場。
X gon give it to ya
予告編でも使われていたDMXのラップ。ここの場合XはX-MENを指し、「俺たち(X-MEN)がスゲエの喰らわせてやるよ」というちょっとしたギャグにもなっている。
参照元