- 時差ぼけもあって久々に早起き。朝飯食べて計画立てて9:00には家を出る。駅から東側はクイーンズの平坦な街並みが、西側みるとマンハッタンのビル郡が見える。『ズートピア』でジュディの乗った電車が海を渡り、いよいよ大都会ズートピアが見えてくるシーンを思い出してワクワクする。いまや僕もド田舎に住んでるのでめちゃくちゃ共感できる。
- モーニングショーの方が遥かに安いのでまずは映画を観に行く(アメリカは場所によって映画の値段が全然違う)。スピルバーグの『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』。後半になるにつれて雑になっていき、近年のスピルバーグ作品の中では平凡な出来だが、個人的にはてんこもりな悪趣味ギャグと、視点の変化と遠近法を巧みに操ったスピルバーグの見事な演出を観れただけで満足であった。
- 終わったら12:00くらい。『STAR WARS and The Power of the Costume Exihibition』というコスチューム展に行くため、ディスカバリー・ミュージアムがあるタイムズ・スクエア駅へ電車で移動。
- 降りたらコミックショップがあったので寄っていく。基本的にはアメコミ中心だが、店の一角が全部漫画本になっていてジャパニーズカルチャーの人気っぷりを改めて実感する。
NYミッドタウンにあるコミックストア、店の角がぜーんぶ漫画本 pic.twitter.com/1tZLnKfpNO
— Taiyaki (@HKtaiyaki) 2016年7月3日 - 二階に行くと、壁一面ガンプラ!他にも鉄人28号とかドラえもんとかセーラームーンもあったよ。
▲「日本直輸入品」
▲ドラえもんの目が怖い。 - 昼飯がてら出店で水とケバブを買ったら$10もボラれた!明日から昼はおにぎりだ!と固く誓う。
- タイムズ・スクエアにおっぱい!おっぱい!あと『アメイジング・スパイダーマン2』でスパイディがエレクトロと初交戦したところ。
- さて、いよいよ『SW』のコスチューム展。昨年末友達2人と一緒にニューヨーク観光に来た時もやっていたが、生憎2人とも『SW』に全く興味が無い友達だったので泣く泣くスルーせざるをえなかった。今回は一人なので自分のペースで動ける。
- 数々の展示品を見て、改めてジョージ・ルーカスの世界を作り上げるために、如何にデザイナーたちが苦心してきたかを膨大な資料により物理的に実感して驚嘆させられる。こと日本だと「『スター・ウォーズ』は日本文化の影響が強い」と雑に紹介されることが多いが、当然日本だけでなく中世ヨーロッパの聖職者、モンゴルの貴族やアフリカの少数民族、ナチス・ドイツの軍服など、実在する多様な文化を取り入れたことで、全世界で受け入れられる新たなポップカルチャーを作り出したのだ。
- 印象に残ったのはオリジナルトリロジーとプリクエルとの差で、オリジナルトリロジー、特に『新たなる希望』ではライトサイドの人間は白、ダークサイドの人間は黒、と極端にシンプルに対称化されている。例えばレイア姫の衣装は真っ白なタートルネックであり、撮影中もほぼ同じに見える2種類の衣装しか用意されていなかったという。ところがその母のアミダラ女王は実にカラフルな衣装を何着も着ており、実際に新三部作を通しアミダラを演じたナタリー・ポートマンは37種類もの衣装を着用したという。当然、これは『新たなる希望』撮影時は予算の問題が大きかったのであろうが、ジョージ・ルーカスによると「銀河帝国の圧政下ではファッションは存在しない」ので、旧三部作撮影時はジョン・モローらデザイナーにシンプルにするよう頼み、逆に民主主義がの機能していた新三部作撮影時は衣装デザイナーの人数を増やしてファッションを豊かにしたのだという。プリクエルを批判する人間は多いが、ジョージなりに世界観のロジックがあったのだ。
- チケット代が$27.50もしたので、じっくり堪能してやる!と全ての展示品を読み込んで写真を撮り、映像も見たらなんと3時間半もそこで過ごしていた!撮った写真の数が多いので、Googleフォトに共有設定であげておきます。
個人的には案外プリクエルに焦点が当たってるのが嬉しくて(多分保存状態が良いから)、『なんとかの覚醒*1』コーナーはそこまで無かったのが良かったです!
- 『スター・ウォーズ』展が終わり、日用品を買い終わり5:00近く。この後美容院に行く予定だったのだが、写真をバシャバシャ撮っていたせいで美容院があるレキシントン通りに着いたところでスマホの充電が切れる。慌ててスタバに入りスムージーを買って充電する。昔スマホが無い時代にどうやって暮らしてたか思い出せなくなってしまった…。
- どうでもいいが、なんとなくスタバ内に日本人がいる確率が高い気がする。スタバが好きな民族だなぁ…。
- 充電が戻ったところで中国人の友達から連絡が来る。
「ニュース見たよ!」
? はて、ニュースとは?
「セントラルパークで爆発があったんだって!気をつけて!」
ええええええええ!とかなり心臓がバクバクした。独立記念日が近いからテロとか若干怖いなぁと思っていた矢先だった。 - こんなご時世なので現場でも当然緊張が走ったそうだが、その後ニュースを追っていくと花火の実験による事故で、テロとは無縁だそうだ。でもぶっちゃけ明日はタイムズスクエアあたりは避けたい…。
- しかし、まあ僕も知らなかったので心配して連絡してくれるのはありがたいし嬉しいが、知らない状態よりも余計にビビってしまうので勘弁してほしい…。なんかもっとやんわりと伝わる方法は無いんかね。
- さて、携帯が充電終わったところで美容室に行くが、「あ、すみません、うち今日もう閉店しちゃったんですよ…」と入店を断られる。ガクーッ!調べてみると日曜はどこも早く閉まるらしく、更に明日も月曜日+独立記念日で空いているところはかなり少ないだろうからこれはマズい…。
- 行こうと思っていた美容室が日本人経営だったので、久しぶりにまともに髪を切ってもらえる!*2とワクワクしていたのもあったが、何よりマズいのは僕これからインターン受けるっているのに、僕今茶髪なんですよね…。夏休みに諸々の事情により人生初めて髪を染めたのだが、こんなところで裏目に出るとは思わなんだ。
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