『アメトーーク』の「アメリカかぶれ芸人」を見る。「さよなら綾部」の会を観た時も思ったが、自分が留学したのもやはりアメリカ文化が好きだったからというのは大きかったので、こういう「アメリカ大好き」というトークテーマには共感しなくもない。ただ、どうしても苦笑いになってしまうのは、彼らがいうアメリカはロサンゼルスやニューヨークといったアメリカの輝かしい一面でしかないからだ。いや、僕も来る前は断然そっちのイメージだったから当然なんだけどね。
少なくともバイブルベルトで2年間暮らした今の僕にとってアメリカ像とは、見渡す限りデブッチョの髭面白人で、人々は呆れるくらい無知だし、公共交通機関はなくて不便だし、酒は店で買えないし、大抵の店は10時で閉まっちゃうし、娯楽なんかほとんどないし、でかい都市までは車で最低1時間半走らないと行けないし、あっちこっちに教会と牧場だらけだし、メシは不味いし、訛りはクソダサいし、早い話が吉幾三の世界観なんだよね。
テレビ番組で若手芸人がアメリカの超保守的なド田舎で暮らす企画とかやってくんないかな。アマゾンの原住民の生活を追う番組並みにカルチャーギャップが面白いと思うんだけど。「お前ら中国から来たんだろ?犬や猫は美味しいか?」なんて聞かれたりしてさ。帰りたくてもバスとかもないからどこにも行けないし、アマゾンでの生活とほとんど変わりないって!
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