昨日の続き。
朝起きたら治ってた!なんて奇跡が起こるはずもなく、目覚めても左耳の聞こえが悪かったのでこりゃいかんと思い、こっちに来てから一度も使うことのなかった国際保険証を取って町の耳鼻科へ。
すごくソワソワして診察室で待っていると、陽気なおじちゃんドクターが入って来た。まあ、挨拶でしょうがないんだけど、開口一番「How are you doing?(調子どう?)」と聞かれて、調子よかったら病院に来るわけないだろう!と言いたいのをグッとこらえる。
ひとまず外耳を調べてみてもらうと、右耳左耳共に異常なし。するとドクターは「異常が見つからないってことはマズいよね〜、だって原因がわからないってことだからさ」と呑気に言う。オブラートどこいった!「突発性難聴の可能性が高いけど、とりあえず聴力検査しないとなんとも言えないから、午後また来てもらえる?」とものの5分で終わり。この5分で相当儲けられる医者っていいなぁ…。
とりあえず、難聴になったかもしれないのだが、突然のことで実感は湧かなかった。他人事のような気もしてあまり驚きもしなかった。しかし心の奥底ではどうやら動揺していたそうで、昼飯買いに運転している時に赤信号に気づかなかった。思いっきり通過してしまったが、幸いパトカーも歩行者も横断車もなかった。聴力どころか人生を失うところだった。胸をなでおろす。
1時に戻って聴力検査を受ける。待合室でアイアンマンの補聴器啓発ポスターを見つける。
こんな写真撮ってる場合かは分からないけど、今いる耳鼻科にある補聴器に対する理解を深めるアイアンマンの啓蒙ポスター pic.twitter.com/2z0Sv8p9Oh
— Taiyaki (@HKtaiyaki) 2017年6月2日
補聴器をつけてるイーサンくんがサッカーのチーム分けでハブられているところにアイアンマンが飛んできて「私もテクノロジーの助け抜きでは悪と戦えない!イーサンくんの補聴器と私のアーマーは同じだ!」と子供達を諭して帰っていく。
— Taiyaki (@HKtaiyaki) 2017年6月2日
聴力検査をおえて診察室に戻るとまた陽気なおじさんドクター。結果を片手に「いやあ〜やぱっり僕の思った通りだよね、左耳が低音が聞き取りにくくなってる」とどこか嬉しそうだ。
「えっと、治るんでしょうか…?」
「程度も軽いし、何より早期的に発見できたから、ステロイドをとっておけば1週間で治るよ」ほっと胸をなでおろす。
「いや〜これが他の先生とか病院で耳に水が入っただけとか言われなくてよかったね〜」と、どこまでも自分の手柄を強調する先生。でもネットで症状調べて一番最初に出て来たのが突発性難聴だったよ!とは大人ので言わない。
まあ、今回の件で僕が一番言いたいのは、みなさん体に些細な部分でも異常を感じたら、即病院に行きましょうね…。基本だけど大事。