明日からまた出張です。と言っても同じNY州内なのですが。アップステイト(州上部)と呼ばれる地域で、ただ出張なので休みます、だけじゃ面白くないしいい加減誰かに怒られそうなので*1、アップステイトについてちょこっとだけ書いておく。
アーカンソーからNYに移ると言ったとき、「どひゃー、そんな大都会に行くんだべか」と目を丸くして驚いていた。いやまあ、わざわざアーカンソーを腐さなくても一般的にNYと言えば世界的な大都会というイメージが共有されるだろう。しかし、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランドからなるニューヨーク市は州面積の0.8%ぽっちしかない。下の地図を見ればその小ささが分かるだろう。
残りは田園風景や、山川が広がる田舎なのだ。ちなみにNYの州都もNY市ではなくてアップステイトにあるオールバニ市だ。
面白いのは去年の大統領選の結果。NYは民主党寄りのブルーステイトと知られる、NY市は現在もアンチトランプを代表する都市と有名だが、では州全体の投票結果を見てみよう。下の画像は青が民主党が、赤が共和党が勝った郡だ。
これを見ると実はNYといえど、大部分を占める残りの田舎の地域ではトランプが勝っていたことが分かる。しかし、逆にガチガチのトランプサポーターで固められている我がアーカンソー州も見てみよう。
真っ赤っかなアーカンソーでも、州都リトルロックなどの都市部ではヒラリーが優勢だったことが分かる。世界各国から留学生が集った我が学芸都市ジョーンズボロが真っ赤に染まっているのは本当に恥ずかしいが、まあ、それはひとまず置いておこう。
ちなみにこれらの選挙結果はNYタイムスのページから引用した。*2この地図、面白いから旅行とか出張とか行くついでに目的地の結果をついつい調べちゃうんだけど、つくづく去年の選挙は田舎VS都会が鍵だったんだと実感するね。