あれ、なんかここマリファナくせえな

 Twitterでは今こんな記事が話題になっています。

 

 これに対して「なんで通報した近隣住民は大麻の匂い知ってんだよ」と総ツッコミを受けてます。日本はドラッグに対して物凄く厳しい社会で、大半の人にとって大麻暴力団だとか歌舞伎町の世界と同列の話なので当然っちゃ当然の反応なのかもしれません。

 

 ただですね、アメリカ住んでるとそっこらじゅうで大麻の匂いがするんですよ。NY来たての時にホームレスがタイムズスクエアの映画館内でマリファナ吸ってて係員が「うちの中でそれ吸わないで!」って追い出してて笑っちゃったんだけど、それくらい日常と化しちゃってるんだよね。それがいいか悪いかは置いとくとしてね。

 

 特に世界的に大麻は合法化の流れにあるので、もしかしたらこの住民もどこか旅行に行った時に大麻の匂いを覚えたのかもしれないし、大麻の匂いを知っていることが特段珍しいことだとも悪いことだとも思いません。僕も前に親がアメリカに遊びに来た時に「あ、マリファナの匂いがする」って思わず言っちゃったら「あんたなんでマリファナの匂い知ってんの!」とめちゃくちゃ怒られたので、くだんの近隣住民の気持ちはわかります。

 

 ところで、ちょっと前にも似たような事件が起きてたんですよね。この時も客が「店の中で大麻の匂いがする」と話していたことが槍玉に挙げられてネット民から総ツッコミを受けていたのでありました。

 さらに「この店のラーメンにもマリファナが使われていたのでは?」と疑惑がかけられていまして、この記事の最後にはこのように結ばれています。

1970年代、殺人犯が死体を切断し「手首だけは指紋から身元がわかるから、屋台ラーメンのスープのダシに使った」と自供した事件があった。このときも利用客として心当たりのある人々の間では「手首ラーメン」説が広まったのだが、今回も“後味”の悪い話が蘇りそうだ。

 

 いや、手首ラーメンと大麻ラーメンを一緒にするなよ!

 

 日本でも近年大麻について様々な言説が飛び交っていますが、こういった認識の反応が出回る限りではまだまだ建設的議論を行える水準に達するにはまだまだ時間がかかりそうですね。