話題になっていたR-1グランプリを見たがこれがめちゃくちゃ熱かった。
ピン芸人No.1を決めるR-1で全盲の濱田祐太郎が優勝した。視覚障害ばかりが取りざたされるが、裸芸人や強烈キャラなど色物芸人が集まりやすくなおかつ強いR-1グランプリで正統派漫談で勝利を収めたのが二重に熱い。この勝利がどれだけ多くの人に勇気を与えたか図り知れない。
とかく日本だと障害者=涙という気持ち悪い図式が成り立ているので、今回お笑いの分野で濱田祐太郎が脚光を浴びたのは日本人のマイノリティ観にも変化をもたらすんじゃなかろうか。日本でもファレリー兄弟みたいなコメディが成立してほしい。
ところで影ながら感動したのは、一回戦の結果発表で目が見えず結果がわからない濱田祐太郎に対し、紺野ぶるまが逐一状況を説明していたところだ。『ゴッドタン』で「チンコ謎かけ」を披露していた紺野ぶるまが懐かしい。