今年もワッシュさんが運営する「男の魂に火をつけろ!」ベストテンGW企画がやって参りましたので参加したいと思います。
ここ最近の僕のブログを見ている方なら分かるかもしれませんが、最近は出張続きで今週末も出張が入り合計3週間は休みなし(予定)な日々を送っておりまして、正直映画どころでは全くございませんが、しかしどんなに忙しくても酒は人生に欠かせないんですね。クタクタになって帰ってきてひっそりと家近くの韓国系スーパーで仕入れたサッポロビールを飲んでYouTube観て寝る、というのが僕の一種ライフサイクルと化してしまいました。
そんな大好きな酒と映画がクロスオーバーしたこの企画はまさに僕にとって『アベンジャーズ』のような企画と言っても過言ではありませんので、久しぶりにじっくり本腰を入れてブログを更新したいと思います。
【Taiyakiが選ぶお酒映画ベストテン】
※順不同、各5.5点
- ダンボ(1941年、ベン・シャープスティーン監督 ※アルコール飲料、品種不明)
- 悪魔のしたたり/ブラッド・サッキング・フリークス(1976年、ジョエル・L・リード監督 ※ビール)
- ドランクモンキー酔拳(1978年、ユエン・ウーピン監督 ※中国酒)
- E.T.(1982年、スティーブン・スピルバーグ監督 ※ビール)
- アダルト♂スクール(2003年、トッド・フィリップス監督 ※ビール)
- スーパーバッド/童貞ウォーズ(2007年、グレッグ・モットーラ監督 ※ゴールドスリック・ウォッカ)
- ピラニア3D(2010年、アレクサンドル・アジャ監督 ※テキーラ)
- ジャンゴ 繋がれざる者(2012年、クエンティン・タランティーノ監督 ※ビール)
- 華麗なるギャツビー(2013年、バズ・ラーマン監督 ※カクテル)
- ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!(2013年、エドガー・ライト監督 ※ビール)
【解説】
これベストテン挙げてて気がついたんですけども、僕にとって酒とはビールなのだな!そういえば僕はカクテルの名前とか全然わからないし、進んでジンとかウィスキーとか蒸留酒は好きじゃないから飲まないし、お酒に対する教養が全然ない。特にアメリカ渡ってからはカクテルの名前とか難しくてよく分からんので一層とりあえずビールを頼んでいる気がする。
だいたい何なんだ、スクリュードライバーだとかマンハッタンだとかセックス・オン・ザ・ビーチだとか、そんなもんその名前を言いたいだけだろ!というカッコつけた飲み物頼むくらいだったらビール、っていう人は多いと思うんだよな。ビールってそう意味で大衆性のある飲み物かもしれないし、だから映画との親和性も高いのではなかろうか。
といっていきなりビールでなくて恐縮だが、『ダンボ』が誤ってお酒の混ざった水で酔っ払って悪夢を見るシーンは最高にお酒の効果を表していると思う。というか、もはやこれはアルコールではなくてドラッグの表現ではなかろうか。そもそも子象が酒を飲むこと自体今のPC過ぎるディズニーからは考えられん。
お次は東雲会に参加して知った『悪魔のしたたり』の乾杯シーン。高橋ヨシキさん主催のイベントの東雲会ではこのシーンを皆で観て乾杯するのが通例だが、その後実際に映画を観てみると素晴らしく悪趣味で最高でした。
またもやビールではないですが、しかしお酒映画に『酔拳』を入れずにどうしてベストテンと言えようか!酔えば酔うほど強くなる『酔拳』ですが、酔ってるとは思えないくらい若い頃のジャッキーはキレッキレだなぁ。
『E.T.』で缶ビール飲んで酔っ払ってるE.T.とシンクロしてしまうエリオット君を観るのは幼ながらに楽しかったけど、大人になってから考えるとあの家の中でお酒飲んでるのってお母さんだけですからね。夫が出て行き、子供が寝静まった後にお酒飲んでいるお母さんの気持ちを考えると泣けてくる…。
トッド・フィリップスはまさに二日酔いが題材の『ハングーオーバー!』も撮っているのけど、ここは酒飲んで馬鹿騒ぎする楽しさを描いた出世作『アダルト♂スクール』の方をあげたい。パーティーシーンでアメリカの大学にはこんなにバカな飲み方をするんだって学びましたよ。トッド・フィリップスは他にも『プロジェクトX』というお酒/パーティ映画の大傑作をプロデュースしている。
幾度もこういったベストテンであげている僕のオールタイムベスト映画『スーパーバッド』はお酒の味もわからない未成年が女の子を振り向かせるためにお酒を買いに行く大傑作。全シーン愛おしいけど、このシーンなんか最高にバカだなぁ。
僕が酒で何かをやらかすときはテキーラがだいたい絡んでいるが、テキーラはこうやって飲め!と教えてくれたのは『ピラニア3D』であった。
『ジャンゴ』のビールのシーンは映画全体のほんの一部でしかないのに、このフェティッシュなまでなビールの注ぎ方へのディテールが『ジャンゴ』をお酒映画に格あげる。ドイツ人らしいキング・シュルツのこだわり・規律正しさが見えるし、あと初めてビールを飲んだジャンゴの驚く顔が可愛い。
映画の細かい部分は忘れてきてしまっているが、『華麗なるギャツビー』の乾杯シーンだけは一生脳裏に焼きついたと思う。これを超える自己紹介は永遠に現れないんじゃなかろうか。
『ワールズ・エンド』は映画としても好きだけど、公開時のイベントがすごく楽しかった。シネクイントと渋谷のパブ12軒が連携してパブクロールイベントを開催していて、サークルやバイトの仲間と一緒に渋谷のパブを1パイントずつハシゴして行ったけど、どうしても4、5軒目あたりが限界だった。映画の公開が終わった後もスタンプ用紙だけは保存しておいてアメリカに来る直前に12軒完成させた。またパブクロールしたいなぁ…。
それでは今回もワッシュさん、ギッチョさん、集計よろしくお願いします!