【第二話】アメリカンニート、レゴブロックのために警察を呼ぶ。

 前回の記事の続き。

 

 さて、州の最高裁判所の命令で家から出ていかなくてはならなくなったマイケル・ロトンド30歳。去る6月1日、裁判所が命じた退去命令の数時間前にメディアが集まる中ようやく家を出るのであった。というか、いい歳こいた大人が実家を離れるだけでニュース記事になるなんて、なんとも情けない話である。しかも間の悪いことに、家から去る際マイケルの車が動かずジャンプスタートをさせた瞬間もカメラに収まってしまった。

 

 そして流石ニュースになるほどの大物ニートなだけあって、これだけでは終わらなかった。8歳の息子(!?)*1のレゴブロックを地下室に忘れたマイケルは取りに戻ったが、父親が家に入れさせてくれなかった。怒ったマイケルは「父親がレゴを取りに行かせてくれない」と警察を呼んだのであった!もうたった数行でツッコミどころが満載であるが、警察が来ている間に無事にレゴブロックは発見された。

 

 ちなみにマイケルの巣立ちにはなんとオルタナ右翼であり陰謀論者のラジオDJアレックス・ジョーンズが$3000(約32万円)の資金提供している。日本でもアメリカでもニートネトウヨなんだな!マイケルは翌週を一泊25ドルのAirbnb(民泊サイト)に登録された家で過ごしたのち、血縁の離れたいとこと暮らすつもりだそうだ。

 

 今後マイケル・ロトンドのニュースに続報があり次第、当ブログでも追って報告する予定。

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

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*1:ちなみにマイケルは2017年にこの息子の親権を失っており、今回の争いはマイケルが息子と会うための努力と繋がっている、との訳のわからない供述もしている