Netflix映画の『好きだった君へのラブレター』を観た。女子高生の恋愛を描いた青春映画で、流石に30も近くなった年齢で見ると眩しすぎるものを感じたが、しかしその瑞々しさを撮影監督のマイケル・フィモナリがビビッドに捉えて輝かせていたのが大変良かった。
さて、なんでそんなロマンティック・コメディに興味があったか、理由は大きく二つある。一つは本作は韓国系アメリカ人の主人公*1を描いていたからだ。ご存知のように今年は当ブログでも絶賛した『クレイジー・リッチ!』*2や韓国系親子を主人公としたサスペンス映画『search/サーチ』の大ヒットで、ハリウッドにおけるアジア系にとって歴史の転換点となる年だった。そこに並べられているのが『好きだった君へのラブレター』で、この作品もNetflixで公開されるや否や大きな話題を呼び、既に続編が企画されているほどだ。今ハリウッドで起きているアジア系ムーブメントの渦中にある作品として是非ともリアルタイムで観て起きたかったのだ。
もう一つの理由は、本作が配信されてから世界各地でヤクルトがバカ売れしているというニュースを読んだからだ。
Netflix映画『好きだった君へのラブレター』の影響で現在アメリカでヤクルトの売り上げが急上昇
— Taiyaki (@HKtaiyaki) September 4, 2018
Yakult sales are booming because of a Netflix film https://t.co/mViuistzxE
僕はヤクルトファンである。と書いたら野球チームのファンだと誤解されそうだが、そっちのことは全く知らないので置いておくとして、とにかく小さい頃から乳酸菌飲料のヤクルトが大好きなのだ。ヤクルトはアメリカでも売られていて、うちの冷蔵庫にも常に揃えている。アメリカでヤクルトが売られていることは『アントマン』にも露骨なプロダクトプレイスメントが出ているので分かる。
上記動画の0:45〜辺り
で、一体『好きだった君へのラブレター』でヤクルトがどういう風に登場するのかが気になったのだ。『好きだった君へのラブレター』では内気な女子高生のララ・ジーンが、昔渡す予定もなく書いたラブレターが出回ってしまったことが原因で、昔好意を寄せていたイケメン同級生のピーターと偽のカップルを演じることになる。ヤクルトの登場シーンはピーターがララ・ジーンと彼女の妹キティを迎えにくるシーンで出てくる。
ああ、やっぱりヤクルトの美味しさは世界共通なんだなぁ〜観てるだけで飲みたくなっちゃったなぁ〜
…っていや、ちょっと待て、
ヤクルトは日本製だよ!!!
まあ、世界的にヤクルトの美味しさが広まることはありがたいことですが、ホワイトウォッシュに対抗する映画として注目を浴びている映画なだけに、ほーんの些細な事実誤認にモヤモヤさせられました…。