昨日も疲れて家に帰るなり爆睡してしまって更新ペースが新年早々乱れまくりで大変申し訳ないですが、そういえばアカデミー賞ノミネートが発表されていましたね。
今年は作品賞は『バイス』(よりによってアダム・マッケイなのに未見)を残して全部鑑賞済みなので、授賞式までに後追いで観る作品が少なくてホッとしてますが、今年は突出した作品が少なかっただけに何がノミネートされるか予想が難しく、その分驚きの多いノミネート作品発表だったと思います。
特に僕がビックリしたのは『ブラックパンサー』の作品賞ノミネートです。個人的には面白かったものの、そこまで引っかかる作品ではなかったのですが、ここまで高評価な作品だとは思ってもいなかったです。もし『ブラックパンサー』がノミネートされるんだったら、もう少し遅ければ『ダークナイト』のアカデミー賞ノミネートもあり得たのになぁと少し寂しい気持ちがあります。ただ、もちろん『ダークナイト』がアメコミ映画に対する世間的な認知を変えたからこそ『ブラックパンサー』の受賞があったのは間違いないでしょうね。
その他にビックリしたのは『ボヘミアン・ラプソディ』。現在進行中で日本でも大ヒット記録中ですが、まさかここまで上り詰めてしまうとは!批評家から叩かれているのにアカデミー賞作品賞ノミネートまで行ったのは『ありえないほど近くて、ものすごくうるさい』くらいじゃないでしょうか。LA在住の映画ライター猿渡由紀さんは業界筋ならではのとても緻密なオスカー予想を行っており、今年も『ボヘミアン・ラプソディ』がオスカーを取れない理由を述べていて説得力がありましたが、まあオスカーはエンターテイメントでもあるのでここで大方の予想を外して『ボヘミアン・ラプソディ』が受賞してもそれはそれで面白いんじゃないかと思います。波紋を呼びそうだけど。
というか、『ボヘミアン・ラプソディ』が製作背景のごたごたを考えると、あそこまでまとまったことに対して業界内から評価が高いのはある意味当然なのかもしれませんね。だからどんな映画祭でも『ボヘミアン・ラプソディ』は絶対に監督賞ではノミネートされないんですよ!
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あと驚いてるのは『未来のミライ』の長編アニメーション賞ノミネート。僕はあのアヴァンギャルドな感じは意外と好きだったりしますが、細田守が遂にオスカーに関わってくるのはとても感慨深いです。
主要作品を見終わってもっと授賞式に時期が近づいてきたら恒例の僕が賞を取ってほしい作品の発表をしますのでお楽しみに!