僕は全ての映画シリーズの中で、『ワイルド・スピード』シリーズが一番面白いと思っています。これは別に皮肉でも冗談でもなく、マジで『ワイルド・スピード』シリーズがこの世で一番万人受けする最高峰のエンターテイメントの形だと思っているんですけど*1、その『ワイルド・スピード』シリーズの初のスピンオフとなる『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw』の予告編が公開されました。
📣ファミリーのみんな!
— ワイルド・スピード (@WildSpeed_jp) February 1, 2019
シリーズ最新作の海外版予告編🎞️が遂に解禁‼️
ワイルド・スピード/HOBBS & SHAW(原題) 2019年〈夏〉全国超拡大ロードショー‼️#ワイスピ pic.twitter.com/V1yCLdCzjh
ば、バカが加速してる…!(誉め言葉)
『ワイルド・スピード』シリーズはそもそもVibe誌に載ったニューヨークで夜な夜な若者たちの間で行われている危険なストリートレーシングのルポ記事から発想のヒントを得たレース映画だったはずですが、いつの間にか『MEGA MAX』でケイパー映画となり、『EURO MISSION』で国際的な犯罪組織と戦うスパイ映画になり、『SKY MISSION』では車が空を飛び、『ICE BREAK』では潜水艦とカーチェイスをすて素手でミサイルの軌道を変える、という前代未聞のインフレーションを続けてきた『ワイルド・スピード』シリーズですが、遂に強化人間が登場する始末となりました。
『ワイルド・スピード』で車が宇宙に行くのが先か、『ミッション:インポッシブル』でトム・クルーズが宇宙に行くのが先か、というレースを一部界隈のアクション映画ファンをかたずをのんで見守っていたわけですが、まさかの方向性でのインフレに度肝を抜かされました。僕もそっちのベクトルでのリアリティラインが外れるのは予想だにしてなかったので、正直それってどうなのよ…と一瞬思ってしまいましたが、まあそんなことを言い始めたら車をフォース代わりに何でも物事を解決するこのシリーズにリアリティラインも減ったくれもないので悩むのをやめました。
それよりも楽しいのは、ホッブズとデッカード・ショウが仲良く喧嘩してる様子ですよ!二人ともフランチャイズ途中参戦のくせにいつの間にかこうして看板背負って共闘するまで大きく成長したので、感慨深いものがありますね。でも『ICE BREAK』でしれっと仲間になったけど、皆デッカードがハンを爆殺したこと忘れてね?
その「ファミリー感」から『ワイルド・スピード』シリーズは『ONE PIECE』と比較されがちですが、段々『ドラゴンボール』に近くなってきた気がしますが、今後もシリーズの行方を見守っていきたいと思います。
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