夢の国でヌード

 東京ディズニーリゾートのホテルで人気モデルが水着やヌードの刺激の強い撮影をして炎上する騒ぎがありました。

 

 事の発端となったモデル田中みかさんのインスタグラムには「そんな事にディズニーのホテルを使うな」「小さな子供の目に触れたらどうする」などといった意見が相次いでいるそうですが、そういった人たちがフロリダのディズニーワールドでゲリラ撮影を行った『エスケイプ・フロム・トゥモロー』を観たら発狂するんじゃないでしょうか。

 

 『エスケイプ・フロム・トゥモロー』はディズニーワールドでゲリラ撮影をしたことだけが取り柄な映画で、ディズニーワールドで撮影しながらもセックス・ドラッグ・バイオレンスを描いてはいますが、正直何回も書くように「ディズニーワールドでゲリラ撮影をする」事が目的化されてしまっていて、反して内容そのものは中学生の反骨精神みたいにあまりにも稚拙なので相当ガッカリした記憶があります。

 

 対して、ディズニーでのゲリラ撮影で素晴らしかったのは『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のエンディングで、徹底して残酷な現実を描いた後に映画ならではのファンタジーで現実を乗り越えるロケ地としてディズニーが活きていて涙が止まりませんでした。

 

 

 話を最初のモデル撮影に戻すと、僕の感想は「別にええやん。」です。あんなアリエルとかジャスミンとか際どい衣装したプリンセスが出てくる癖に人のこと言えないでじゃん!