金はあるに越したことはない。しかし過剰な富は人間を腐らせる。身バレを警戒して詳細は割愛させてもらうが、僕は今出張で日本の取引先と仕事をしていて嫌という程それを味わった。
所謂業界の大御所と呼ばれるクソジジイと、その虎の威を借るデブ狐が現場でいばり散らしている。まだジジイの方は業界に偉業を残しているそうなので1億歩譲歩して許したとしても*1、横にいるデブがなんで偉そうな態度を取っているのかが全く理解が出来ない。現場をクソみたいな理由で停滞させることはあっても、助けになったことやクリエイティビティが垣間見えたことは一度たりともない。
バブル期を派手に遊び抜いた彼らはゴッツイ金ピカ腕時計やブランド品*2を見せびらかし、現場イジメという楽しそうな悪趣味を持っている。実際ひ弱なスタッフが一人飲みの席で怒鳴られて、その場で飛行機のチケットを取らされて帰国させられているのを見てドン引いた。強制送還だとか言って飲みの席で武勇伝のように語っているのを見て更に引いた。
何もしてないのにステータスだけが取り柄の彼らの食事は常に豪華だ。1秒も聞くに耐えないクソの役にも立たない自慢話を肴に毎晩一本300〜700ドルものワインを飲んでいる*3が、彼らの頭にはいかに日本の映像制作現場に金が足りておらず*4、なけなしの金で現地クルーがどれだけ汗水垂らして働いているかはもちろん考えていない。会話は基本ゲスな話で、「昔は道端で酔った姉ちゃん拾ってヤリ捨ててたけど、今だとレイプになるんだってね。嫌な時代になったね」と神経を疑う会話をしながら昔を懐かしみ、笑う。高級なステーキがゲロのようにマズくなる。このクズどもの前にのつのうと座って会話を受け流すしかない今の自分の弱さが憎い。
僕は割と本気でこういう奴らは日常的にユダヤ人をいたぶりつけて殺しておきながら、夜は笑って高級レストランでディナーを嗜んでいたナチス軍人どもと根底で繋がっているんじゃないかと思っている。僕は平和主義者だけど、こいつらだけは地を這う苦しみを味わった後に死ねば良いと思う。こんなバブル期の生きた化石のような害獣が一掃されないと世界は平和にならない。
あ、でも一つだけ。こいつらは自分たちが勝ち組グループだと仲良しこよしごっこをやっているが、実際のところ中学生みたいに裏では陰口を言い合っている。いいぞいいぞ、潰しあえ、刺し違えろ。そして絶滅しろ。
