オンライン飲み会にご用心

 コロナは多くのものを奪っていった一方で、新しい文化も創造していて、間違いなくその筆頭は「オンライン飲み会」です。当ブログでも過去2回行なっていて、生活が限られた中での数少ない娯楽の一つとして重宝されていますが、弊害もあるようです。

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 同僚が終業後にオンライン上でしている飲み会に誘われました。職場にいれば「帰宅しないといけないので」などと断れますが、在宅勤務のため言い訳にはなりません。「子供の世話があるので」と断ると「お子さんも登場したらいいじゃないですか」と半ば強引に誘われてしまいました。

(中略)

 通常の飲み会であれば、何かしらの理由をつけてその場を立ち去ることができますが、オンラインの場はどうすればよいかすぐには思いつきませんでした。1時間ほど我慢して「子供を寝かしつけるので」と伝えて何とかその場を離れましたが、クタクタになりました。次に誘われた時に、どういう理由で断ればよいのか悩んでいます。

 

 うわあ、地獄…。というかこれはまあ、オンライン飲み会が、というよりは、日本の職場における「飲み会」という厄介な文化が「オンライン飲み会」と最悪な融合を果たしたパターンだと思います。ちょうどコウモリのウイルスがセンザンコウのウイルスと出会ってしまったようなものです。

 

 僕は前にいた会社の飲み会や、ムカつくお得意さんとの飲み会が本当に嫌で嫌で仕方ありませんでした。毎日どちゃくそ理不尽にブチギレているクソ社長が、飲み会の時はニンマリ笑顔で「最近どういう映画が面白いの?」とか聞いてくるのでガチでサイコパスかなんかじゃなかろうか、と疑っていました。「テメーのせいで映画が最近面白く感じません!」とでも答えておけばよかったです。

 

 強烈に忘れがたい飲み会は、ってまあ無数にあるんですけど、とりあえず一つ挙げると、とある忘年会で二次会のカラオケに連れていかれたことで、「その場の全員が盛り上がる曲を歌わないと帰れま10」みたいなクソ社長命令が出されてしまいました。なんとか頑張って若手社員総出で盛り上がる曲を歌いますが、「〇〇がノッていなかった」「△△が曲を知らなかった」みたいな意味不明な理由で延々と続きました。NYの地下鉄には終電がないのも地獄であり、本来嫌なことを忘れるはずの忘年会で、嫌な思い出が一個増えるのは何とも得難い体験でした。「というかテメーから受けた嫌なこと全部忘れてやるから、代わりに帰らせろ!」とでもいっておけばよかったです。

 

 もちろん、飲み会ってこういう嫌なものばかりではないはずで、僕も好きな仕事相手や先輩と飲むのは超楽しいです。ただ、日本独特の上下関係が相手との距離感を見誤らせる時もあるので、オンライン飲み会でも気をつけたいものです。

 

 ところで、全然関係ないんですけど、僕は前の会社にいた時は、身バレが嫌だったので極力愚痴とかは一切書かないようにしていたんですけれども、辞めてしまった今となってはバレようがなんだろうが心底どうでもいいので、思い出し愚痴エピソードを書くキーボードを叩くスピードが尋常じゃありませんあの時はバレたくなかったが、願わくば当時の上司はこのブログ読んでてくれないかな!